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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女学生ふたり 父子ふたり

2011年01月14日(Fri) 07:58:12

えっ・・・?
いちど血を吸われちゃったら、もう奴隷になるしかないの?
奈美は両手で口を押さえて、狼狽する。
だってあたしが血を吸わせてあげたの、小さい男の子なんだよ~。
あの子の奴隷になっちゃうの~?
人目もはばからずあわてふためくクラスメイトを、親友の優子がなだめている。
だいじょうぶ。だいじょ~ぶ。
あたしのお相手は、小父さまだけど。
それは優しくしてくれるんだから。

ね。あんまりたくさん、吸っちゃダメよ。
お姉さん死なせないって、約束してくれたわよね?
うっとり夢見心地になってつい吸わせてしまった夕べと、うらはらに。
戸惑い怯える奈美に。
少年は蒼白い笑みをたたえて、せまっていった。
だいじょうぶだよ。お姉ちゃん。約束するからぁ。
無邪気に甘えてしなだれかかる少年は、
そのまま奈美のスカートをたくし上げ、
黒のストッキングのふくらはぎに、ちゅうっ・・・と唇を、吸いつけていった。

あー。やられちゃう。飲まれちゃう。
死んじゃうよ~。
力ない声で大仰なことを呟く奈美を、後ろからすっと抱き寄せる少女。
振り向くと、優子が笑んでいた。
奈美がご自慢の、ふさふさとした栗色の髪を、あやすように撫でながら。
だいじょうぶ。あたしがついているから。
優子は奈美のまえに回り込むと。
いつの間にか立ち現れた大人の男性と向き合って、おとがいを仰のける。
奈美の目のまえで、お手本を見せるように。
首筋の白い皮膚に、鋭利な牙が、吸いこまれていった。

親子なんだって。びっくりしちゃった。
ぐうぜんなのかな?って、思ったけど。
あたしたちの登下校するの、親子で見守っていて。
だれがどっちの血を吸うかって、相談していたんですって。
なんか・・・やらしいよね。それって。
応じる奈美も、すこし気分が落ち着いたのか、横目でイタズラっぽく笑んでいる。
ふたりそろえた黒ストッキングの足許には。
吸血鬼の親子が、寄り添うようにして。
むざんな裂け目をびりびりと広げていくのを。
制服のスカートのうえに通学鞄を載せ、そのうえにさらに自分の手を載せて、
少女ふたりは、わざと気がつかないふりをしている。

こら~。だめっ。
奈美が脚をじたばたさせて、はしゃいだ。
優子が奈美のひざ小僧を抑えつけて、
どうぞ、召しあがれ って、言い出したから。
もう~・・・っ
くすぐったそうに口を尖らす少女の声の下。
声の主の足許をなまめかしく彩る薄手のナイロンは、
ちりちりとみるかげもなく、はじけていった。



あとがき
あんまりスジのないお話ですが。
年端もいかない男の子に、女学生が奴隷にされちゃうのって、絵になると思いませんこと?
^^
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法事の帰り。
次の記事
セーラー服に、エプロンを。

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