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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

イチゴもようのハイソックス。

2011年01月24日(Mon) 07:40:18

もうー。やーだぁ・・・
押し倒されたまゆみちゃんは、うなじをぺろぺろ舐められて。
イチゴもようのハイソックスの脚を、ばたつかせながら、くすぐったそうな声をあげた。
あごの下を舐められている。
そのようすだけはなんとなく、窺えたけれども。
目にすることができるのは、ばたつかせる脚ばかり。
イチゴ柄なんて。子供の趣味だよな・・・
まゆみちゃんのことが気になってる、幼馴染のミチヒコは。
照れくさそうに、舌打ちをした。

肩をそびやかす彼氏の背後で。
きゃっ・・・
少女はひと声、叫んでいた。
イチゴもようのハイソックスの脚が、一瞬動きをとめる。
噛まれたー・・・
まるで自分が噛まれたみたいに、頭を抱えるミチヒコに。
ボクはおめでとう、って、言ってやった。
少女の生き血をすする、ちゅうちゅうという音が。
ボクたちふたりの鼓膜を、妖しく染めた。

息を詰めて見守る親族たちに混じって、特別に観覧を許されたボクたちは。
少女が大人になる瞬間を、目の当たりにさせられる。
貧血になるほど、吸血鬼に血を貪られた少女は。
蒼ざめた顔をしながら、真っ赤なチェック柄のスカートのすそを乱していった。
イチゴもようのハイソックスを履いたまま。
ふくらはぎに唇を吸いつけられるころには。
少女はすっかり、しずかになっている。

帰りがけ。
お母さんが差しかける雨傘の下、少女がべそを掻いていたのは。
股間の痛みが耐えがたかったからなのか。
お気に入りのイチゴもようのハイソックスを台無しにされたのが悲しかったのか―――
それからなん年かして、ミチヒコの奥さんになったまゆみさんは。
いまは、お気に入りのダイヤ柄のハイソックスを脚に通して、
あのときの小父さまと、逢いつづけているという。
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