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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ファースト・キスみたいに・・・

2011年01月24日(Mon) 08:04:07

よぅ、いっしょにつきあってくれよー。
おれ一人じゃ、心細いから・・・
仲良しのアキヨに、頼み込まれて。
妹の道代ちゃんの儀式に参列するはめになっていた。
どうしてこういうときばかり、ボクは頼りにされるのだろう?
いつもは引っ込み思案なボクが、そういうときにかぎっては。
まず兄貴が、手本を見せるんだぞ。ハイソックス、ちゃんと引き伸ばして履くんだぞ って。
いつもイニシアチブを取られっ放しのアキヨにまで、えらそうに指導をしちゃっている。

ソファに腰かけた道代ちゃんは、夢見心地にほほ笑みながら。
白のカーディガンに包んだまるまるとした身体つきを、まるで子山羊のようにうずくまらせて。
真新しい白のハイソックスの眩しいふくらはぎを、所在なげにぶらぶらとさせていて。
小父さまが現われると、ばね仕掛けの人形みたいに、飛び上がって。
はにかみながら、お辞儀をして。
ふっくらとした頬を紅潮させて。
ファースト・キスを待ちうけるように、目を閉じて。
首すじに牙を、埋められていった。

あ~、ドキドキする・・・
いつも強気なアキヨが、顔に手を当てている。
失血のあまり、くらくらとなって。ソファからすべり落ちた道代ちゃんは、
じゅうたんの上に尻もちをついたまま。
あごの下しつように吸いつけられた唇に、生き血をチュウチュウとやられながら、
もう・・・ぼーっとなっちゃっていた。
観念したように、目を瞑って。
じゅうたんの上に投げ出した、白のハイソックスのふくらはぎ。
たっぷりとした肉づきに、甘えるように。
男は唇をねぶりつけて。
そして容赦なく、牙を突き刺してゆく。

旨かった。時々吸わせろよ。
口許から道代ちゃんの血をしたたらせながら、そう囁きかける吸血鬼に。
ウ・・・ウン。
アキヨはおずおずと、頷いていた。
学校帰りに、兄妹で寄り道をして。
小父さまのお屋敷からべそを掻き掻き出てくる道代ちゃんは。
お兄さんになだめられながら、
真っ白なハイソックスに、紅い血をべっとりさせたまま。
覚束ない足取りで、家路をたどる。

えっ?兄妹で、結婚するって!?
びっくりしたボクに、アキヨは頭を掻きながら。
でもね、道代とは父親が違うんだ。だから兄妹でも、かまわないんだって。
むろん、籍を入れることはかなわない。
表向き独身の兄妹のまま、ふたりはともに暮らすことになる。
父親につねられるようなものだって、そういえば道代ちゃん言っていたっけ。
あのふたり、実の父娘だからな・・・
アキヨはひっそりと、ただならないことを口にした。
どうやらあの吸血鬼は、母娘ながら、愉しむつもりらしい。

リビングのじゅうたんの上。
華やかな声あげて、芋虫みたいに転がる、母と娘。
立て膝をした、真っ白なハイソックスの脚のかたわらで。
競い合うように伸べられたお母さんの脚は、肌色のストッキングを派手に伝線させていた。
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