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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

薄手のナイロンに、目がなくってね。

2011年03月09日(Wed) 01:59:06

はじめに
ややフェチで、濃いめのお話です。


薄手のナイロンに、目がなくってね・・・
たまたま履いていたストッキング地のハイソックスが、
わたしのスラックスの下の足首を染めているのに目をとめた彼は。
スラックスの裾をひきあげるおねだりを、くり返した。
ためらいながらひきあげた、スラックスの下。
紳士用とは思えないほどの光沢に、彼は目を輝かせて。
あろうことか、男のわたしのふくらはぎに、しつように唇を這わせてきた。

薄手のナイロンに、目がなくってね・・・
招いた自宅、妻のスカートの裾の下。
脛の白さを薄黒く滲ませたストッキングを、彼は臆面もなく、おねだりをする。
スカートの裾をつかまえられた妻は、面白そうに、くすぐったそうに。
しつように這わされる唇が、ストッキングを濡らすのを。
笑って許していった。
薄いナイロン生地にしみ込まされた、彼の唾液に。淫らな毒液が含まれているなど、つゆ知らないで。

薄手のナイロンに、目がなくってね・・・
スラックスを脱がされたわたしは、黒の薄々の靴下のうえから、
淫らな唾液を光らせた唇を、ぞんぶんに這わされていった。
ふすまの開け放たれた、隣室のじゅうたんのうえ。
スカートを脱がされた妻は、白目を剥いて、ぶっ倒れている。
おなじ唾液をしみ込まされて、ハデに引き破られた黒のストッキングを。
ふしだらにもまだ、足首にたるませたまま。

薄手のナイロンに、目がなくってね・・・
妻を犯したあとだというのに、男はなにごとも起こらなかったような態度で。
相も変わらず、ストッキング談議に熱中する。
いつか、妻もわたしも、彼の話術に引っかかって。
組み伏せられた彼の下、黒のストッキングの脚をばたつかせて暴れた妻も。
くねる脚を染める薄いナイロンのなまめかしさを目の当たりに、
昂ぶりのあまり失禁をくり返して、スラックスを脱がされたことを内心感謝したわたしも。
かれをとがめることを、わすれてしまっていた。

薄手のナイロンに、目がなくってね・・・
わたしに黙って、彼とのデートに出かけていって。
彼からの連絡で、妻の着替えを届けたわたし。
別れぎわ、しゃぶりつくされた妻のふくらはぎにまとわれた黒のストッキングには、
彼の唾液がべっとりとしみ込まされていた。
もちろん人目には触れないのだろうけれど。
わたしが識っている。妻が識っている。
ふたり、目を交えることさえためらいながら、急いだ家路。
男のひとは、いいわね。いつもスラックスで。
スラックスの下に隠した、わたしの薄々のハイソックスも。
名残を惜しむ彼の唾液に、まみれていた。


後書き
8日の8:15ころ構想したお話です。
↓のお話が、下敷きになっています。
「短文。」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2421.html
同性愛とは紙一重で、ちょっと違うお話だとかんがえています。
前の記事
ブログ拍手♪
次の記事
よりをもどすということ。

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