FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

スラックスのすそを、引っ張る奴。

2011年04月19日(Tue) 09:17:33

村のかえり道は、あたりが暗い。
そのうえ、スラックスのすそを引っ張るやつまでいる。
ねぇねぇ。^^
わたしのスラックスの裾をつかんで離さなかったそいつは、
わたしの耳元で、ぬけぬけと囁いたものだった。
あんたの奥さんと、セックスしたい。
しょうがない人ですね・・・
わたしは脚を止めるとそのまま寄り道をして、なにもない公園へと足を踏み入れる。
スラックスの下には、ストッキング地のハイソックス。
そういえば彼、昼間うちの事務所に顔を出したっけ。
用事らしい用事も、なかったくせに。
ひとのスラックスの下を確認して。
今夜ならOKだよって、そういいたいやつの足首を、物色して。
果たして望みどおり、わたしのくるぶしには、妻の血に飢えた唇が這わされる。
よじれていくハイソックスを見おろしながら。
家内のパンストも、こんなふうにやられちゃうのかな?
独りごとのように、呟くと。
そうそう。^^
男は嬉しげに、相槌を打った。

えー?いらしたの・・・?
妻は両手を口で隠していたが、隠された口許が笑んでいるのに、気づかぬわたしではない。
今夜はだんな公認で、浮気できるんだぜ・・・?
さいしょの晩に、あれほど抵抗し、あれほど泣き叫んだ妻は。
いまはすっかり、吸血鬼の情婦。
じゃあ、精いっぱい抵抗するわね?
イタズラっぽい笑みを浮かべると。
あ~れ~♪
落花狼藉が、はじまった。
唇で吸われた、脛のまわり。
黒のストッキングに裂け目が走る。
やっぱりパンストは、婦人ものにかぎるようだね?
わたしは破けたハイソックスをまだ脚にまとったまま、
妻の足許に加えられる凌辱を、息を詰めて見守っている。
ああ、おいしそうだ。しんそこ、おいしそうだ。
焦がれる嫉妬は、蜜の味―――
前の記事
坂道で
次の記事
わたし、妻、娘・・・。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2469-50c9c740