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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸い尽くされちゃったときの速さについて。

2011年05月02日(Mon) 09:54:57

ごく事務的に、いっきに吸い尽くされたわたしの血。
久しぶりに処女の血にありついたと、とけそうなくらい頬を弛めてむさぼられた、娘の血。
さいごに襲われた太っちょの女房は、大の字になって。
肌色のパンストにくるまれたむちっとした脚をさらけだしたまま、血を吸われた。
彼女の血を吸い尽くすのにいちばん時間がかかっていたのは、やっぱり太っちょだっただろう。
途中で吸いやめようとした吸血鬼に。
妻はぷんぷんと憤慨して。
途中でよすなんて、失礼だわ。 ぜんぶ吸い尽くして頂戴!
って、自分から望みつづけていた。

親娘三人、首すじに噛まれた痕を赤黒く滲ませたまま。
責任とって結婚して頂戴と、照れ隠しに口を尖らせる娘。
汚したお洋服、クリーニングに出せないじゃないと、恨めしそうな女房。
いっぺんに吸い尽くすことはなかったんじゃないのか?と、たしなめるわたし。
ぷんぷん怒る母娘どちらをも、うまうまと丸めこんで。
彼は我が家の婿におさまった。

祝言の席は、盛大だった。
新郎の側の親族は、新婦の側の親族に、よりどりみどりにすり寄っていって。
うちのようなカップルが数多く、誕生した。
着飾った招待客たちは戸惑いながらも、
夫たちはいともやすやすと洗脳され、
妻や娘たちはこぎれいなブラウスの襟首にバラ色のしずくを撥ねかせて、
色とりどりのストッキングごし、ふくらはぎを舐めつくされていった。

吸い取った親族の血から、いくらかの割戻しを得たわたしたちは。
いちど死んだことを、表ざたにするいとまもないままに。
半吸血鬼になって、生きながらえる。
娘夫婦の仲は、あつあつだし。
たまに喉のほてりを抑えかねた娘婿は、ときには義母さえ誘惑する。
献血だからね。献血。
女房にそう言い聞かせるわたしは、まるで自分が浮気するみたいな気分になって。
娘の目を盗み、妻の逢引きを手引きしてしまっている。

今夜はだれの寝室を、彼はノックするのだろう?
一瞬で血を吸い尽くされた、わたし。
処女の血は久しぶりだと、飲み尽くされた娘。
太っちょな身体を仰向けにして、いちばん時間をかけて吸い取られた女房。
きっと・・・
理性をすぐに喪ったやつから順に、飲み尽くされちゃったのだろう。
きみの腕前に、わたしたち家族の血で乾杯。
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