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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ハイソックスなふたり

2011年05月30日(Mon) 20:23:00

ライン入りのハイソックスを履いて、
きょうも学校をさぼって、オジさんの邸に行って。
紅いじゅうたんのうえ、さし伸ばしたふくらはぎに。
いやらしい唇を、にゅるにゅると這わされていって。
人はそれを、堕落というけれど。
失血で酔い酔いになった脳裡のむこう。
えも言われない無重力状態が、かれを夢中にさせていた。
オジさん、もっと汚していいよ。もっと破っちゃってかまわないよ。
ひどいなー。ほんとにハデに破いちゃって~
照れ笑いするオジさんのまえ、ずり落ちたハイソックスを、むぞうさに引っ張って。
そのままオジさんにプレゼントすることもあれば、
血の付いたまま履いて帰って、道行く人に自慢するようすすめられることもある。

お気に入りのハイソックスを、気前良くなん足も買ってくれたママに、いわれるままに。
きょうもライン入りのハイソックスを、ひざ小僧の下まで引き伸ばして。
いまどき半ズボンにハイソックスの子など珍しくなった校庭を、堂々と闊歩する。
あの子、ヘンだよね~
女の子みたい。
どんな陰口を、たたかれても。
それはむしろ心地よく、彼の鼓膜をくすぐるだけ。
少女のように柔和で、凛と整った目鼻だちに滲んだ翳は。
きっと、吸血されながら得たあの昏(くら)い歓びがかもし出したものなのだろう。

めずらしく、先客が来ていた。
オジさんの相手はかれ一人だけではなくて、
両親を含めほかにもおおぜいいることを、知っていたけれど。
実際こうやって、顔を合わせるのは初めてだった。
嫉妬したほうがいいのか?
相手は自分と同じ年格好の、少年だった。
色白で神経質そうな目鼻立ちに、度の強そうな眼鏡。
そんなものをかけなければ、十分美形でとおるはずなのに・・・
そうした外見に対するむとんちゃくぶりは、きっと優等生ならではのものなのだろう。

やあ、と、相手の少年は、おずおずと声をかけてきた。
低くて優しげな、声色だった。
この子とは、仲良くなれそうだな。
そんなに人づきあいの得意でないかれは、そんなふうに直感した。
やっぱりハイソックス、履いているんだね。
なんか、好物みたい。
かれが応じると、どちらからともなく
あはははははっ・・・
声をあげて、笑っていた。

ドアノブが、くるくると回る。
ふたりの少年は、息を詰めて、ドアの向こう側の気配を、さぐっている。
自分たちの若い血潮を愉しみ尽くされようとする、あのワクワクとした予感に痺れながら。
ドアがギィ・・・と、開かれて。
男は軽く、会釈を投げると。
きょうはどちらが、先にお相手してくれるかな?
低い声で、そういうと。
お互い先を、譲り合って。
それを怯えと誤解した屋敷の主は、にんまりと嗜虐的な笑みをこぼれさせて。
ふたりとも、脚を揃えて・・・そういうと。
かわるがわる、べっとりと。
引き伸ばされた真っ白なナイロン生地のうえ、よだれをたっぷりと、染み込ませてくる。
辱められてゆく足許を、いともメイワクそうに見おろす少年たちの目線を、くすぐったく愉しみながら。

うわ・・・っ
キモチ悪っ。
少年ふたりが、のけぞるほどに反応すると。
う、ふ、ふ、ふ・・・
男はくぐもった笑いを、押し殺しながら。
スポーツ用ハイソックスのラインのうえを。
真っ白な無地のハイソックスに、整然と走る細めのリブを。
塗りつぶすほどのしつようさで、舐め抜いてゆく。

きゃあっ・・・
こらえかねたようにあがる、くすぐったそうな声とともに。
少年ふたりは、かわるがわる。
腰掛けたベッドに、四つん這いになって。
ハイソックスのふくらはぎを、知らず知らず、差し向けて。
男の舌に、ゆだねていった。
今度はボクの番?
あっ、キミ、また舐められちゃったね?
ひとりがベッドに真正面に腰掛けて、ハイソックスの脛を嬲られると。
もうひとりはベッドにうつ伏して、ナイロン生地に包まれたふくらはぎを愉しまれる。
良家の子女にふさわしい、気品のある丈の長い靴下が。
かわるがわるに、辱められ堕とされて。
そのたびに、きゃあきゃあと。
無邪気な笑い声が、はじけていった。

ライン入りじゃなくても、いいのかな・・・?
黄色のラインにバラ色のシミをにじませながら。
くしゃくしゃにずり落ちてゆく、相方の少年の真っ白なハイソックスを盗み見る。
数年後。
彼は知ることになる。
相方の子が履いていたのは、妹のタンスの引き出しから、無断借用してきたやつなのだと。
そしてその少女が、やがて彼の未来の花嫁になるということを。
兄が身代わりになってハイソックスを辱めた少女は、
やがて恋人のまえで吸血の戯れに酔いしれながら、純潔までも狙われてしまうということを。
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