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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

白人の夫婦

2011年05月31日(Tue) 05:11:03

風の強い海辺だった。
あまり砂っぽくもなく、人々の装いが都会ふうなのは、
おそらくそこが、リゾートホテルかなにかだったからだろう。

白人のその男性は、そこそこの年配で。
けれどもがっしりとした体躯の持ち主だった。
だからこそきっと、そうしてくれたのだろう。
しばらく人の生き血を喫っていない私を、抱き寄せるようにして。
逞しいふくらはぎを、あてがってくれたのだった。


はだけたシャツの襟首からは、金髪の体毛に覆われた厚い胸。
ショートパンツの下は、すこしよれかかったライン入りのハイソックス。
緑のお日が三本走る、ふくらはぎのいちばん肉づきのしっかりしたあたりに、
私は牙を、突き立てた。
牙が折れるかと思うくらい、硬い筋肉だった。
Oh!
彼は感嘆したように、声をあげ、
声に応じて見上げる私に、笑いかけてみせる。
ライン入りのハイソックスには、バラ色の血が点々と散っていたが。
男はユーモラスに笑いながら、傍らの妻に見せびらかしている。

彼の妻は長い長い金髪をさらりと流し、
日本人には見られない高い鼻梁を挟んだ瞳が、打ち解けた色をたたえている。
明らかに外人の外貌をもちながら、どこか日本女性のような楚々とした雰囲気をたたえていた。
わたしのWifeを噛むかね?という意味の英語を、イタズラッぽく漏らすと。
彼は自分の席を、譲ってくれた。
淡い色のプリントワンピースのすそのした。
グレーのストッキングが、彼女の格好のよい脚を、なまめかしく彩っている。

Wow!
彼女の足許にかがみ込んだ私の頭上に、奇矯な声をあげて、
けれども彼女の叫び声は間違いなく明るく、
ワンピースをたくし上げ太ももに唇を吸いつけた私を、決して拒んではいなかった。
薄手のストッキングのなめらかな舌触りを、唇に感じながら、
私は彼女のストッキングを、いともむぞうさに咬み破る。

Hi!
ふたたび彼のほうを、振り向くと。
鼻先にぶら下げられたのは、さっきまで彼が履いていた、血のついたハイソックス。
どうやらそれを脚に通せと言っているらしい。
サイズが大きすぎるのか、ゴムが伸びてしまったのか。
あまり密着感のないハイソックスを、ゆるゆると引き上げると、
彼はなおも、イタズラッぽい笑をたたえている。
短パンの下の彼のがっしりとしたふくらはぎは、いまは黒の薄々のストッキングに包まれている。

Wifeのやつなんだ。彼女のまで、いたぶってくれよ。
なんのてらいもなく、笑う彼。
子供っぽいほどに無邪気な夫の応対を、微笑みながら見つめるその妻。
喉をからからにした吸血鬼に自分の脚を噛ませ、
それから妻まで襲わせて、
いまは、妻愛用のストッキングで半ば女装に手を染めながら、私を招く彼。
あっけらかんとした明るさは、ちっとも陰湿なものを感じさせない。
どっちのストッキングがNiceだったかね?
男の問いに、私はこたえる。
アイ・ラヴ・エブリバデイ と。


あとがき
明け方にわいた妄想です。
あれは、夢だったのか・・・
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