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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

姉さんのことも・・・?

2011年06月20日(Mon) 05:24:07

かえり道。
濃紺の半ズボンに、おなじ色のハイソックスという制服姿の足許に。
連れだって歩く小父さんは、ちらちらともの欲しげな視線を這わせてくる。
さっき咬ませてやった、紫色のスポーツ用ストッキングは。
赤黒いシミもあらわに、小父さんの手にぶら下げられていた。

もう。しょうがないなっ。
少年は不平そうに、頬ぺたをふくらませると。
それでも、傍らの電信柱によりかかって。
紺のハイソックスの脚を、小父さんのために差し伸べてやっている。
きょうだけでもう、三足めだぜ?
制服の一部に、噛み痕をつけられながら。
少年は血液を引き抜かれていく感覚に、ぞくぞくとした昂りをおぼえはじめていた。

勉強部屋にしつらえられた机の脚が。
失血にかすんだ視界に、ぼやけていた。
趣味のわるいソックスだな。
小父さんのからかい文句に、じゃあ噛むなよって応えながら。
足許がみえるようにわざとおかれた姿見のなか。
噛み剥がれてゆく鮮やかなブルーのソックスが、くしゃくしゃにたるまってゆくのを、
少年はちょっぴり悔しそうに、眺めている。

ひでぇよなー。
ひとの血を、こんなに吸っておきながら。
姉さんのことも、襲っちゃうつもりなんだろ?
少年の言い草が図星だといいたげに、
小父さんはイタズラっぽく笑いながら、肩をすくめてみせた。
うわさをすれば、なんとやら。
ただいまぁ。
玄関先に、学校帰りの伸びやかな声が響いた。

きゃあ~っ。
階段の下から伝わってくる、姉さんの悲鳴。
いまごろ黒い髪を振り乱し、制服のブラウスを真っ赤に濡らしながら、
小父さんの相手をつとめているのだろう。
床におひざを突いちゃったら、ハイソックスもいただくぜ?
たちのわるい小父さんに、制服の白のハイソックスを、きょうもバラ色に濡らされるのだろう。

階下に降りていくと。
姉さんは応接間のじゅうたんのうえ。
ひざ上まである黒のソックスの脚を、ばたつかせながら。
きゃあきゃあ叫んで、いやいやをくり返していた。
姉さん、彼氏いるんだろー。
弟のつぶやきに、応じるように。
スカートの奥、深々とした挿入を受け容れてしまった腰が、
はずんだ動きで、応じはじめていった。
彼氏のときより、ヤるじゃん。
怜悧に整った横顔に、愉しげな笑みを浮かべながら。
どうやら女ひとりでは気の済みそうにない年上の悪友のために、
母さんの携帯番号を、指でたどりはじめていた。
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