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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

汗っかきな少女。

2011年07月02日(Sat) 10:15:03

汗かいてる?あたし・・・
ヘンだよね?やっぱ、ヘンだよね?
血を吸われちゃっているのに、昂奮して汗かくなんて。
あたしったら、どうかしてるよ。
血を吸われてるのに・・・昂奮するなんて・・・

ツヤツヤとした黒髪を、振り乱しながら。
はだけたブラウスの襟首から、はずんだ胸をチラチラさせながら。
尻もちをついた真っ赤なスカートを、泥だらけにしていきながら。
ほどけることのない固い抱擁のなか、少女はだんだんと、しずかになっていった。
さいごまで、汗をかきながら。

はあ、はあ、はあ・・・
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・
弱い吐息は、抱かれるほうの。
昂る息遣いは、抱きすくめる側のもの。
あのときの少女は、いまは襲う立場になっていて。
かつて、暖かい血をその身に通わせていたころ。
連れだって通学していた娘たちに、襲いかかっている。

汗、かいているよね?あたし・・・昂奮してるんだね。
だってカヨちゃんの血、それはおいしいんだもの。
もうちょっと、我慢してね。
ぜんぶ、きれいに吸い取ってあげるからね。
もうちょっと・・・もうちょっとだけ、ここにいて。
あたしといっしょに、いて頂戴。
あー、おいしい血。
あとで小父さんにも、わけてあげるから。

抱きすくめられた若い娘は、それはもう怯えきっていて。
こぎれいなワンピースいちめんに、撥ねかった血を点々とさせて。
息も絶え絶えに、なっていく。
うしろにまわって、肩抑えつけて。
少女の一味に、くわわって。
しきりにいやいやをする上半身に、のしかかった少女は。
なん度めか、親友の首すじをがぶりとやっていた。

仲良しなんだ。三人にいるんだ。
その三人だけは、やらせてね。
あんまり仲間が増えると、競争相手も増えちゃって。小父さん困るかな?
でもあたし。この三人とはずっといっしょにいたいんだ。
あたしの血を吸った罰だよ。仲間増えるの。
でも、いいよね?
小父さんだって、年ごろの若い子の血、分け前にあずかれるんだもの。

親友の身体から吸い取った血を、口許にしたたらせたまま。
少女は謡うように、揶揄をくり返す。
組み敷かれた若い犠牲者が、俯けた頬に翳をよぎらすのを、
それは愉しげに、見守りながら・・・
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