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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

侵蝕される家庭~古屋家の場合 6 幻影Ⅱ

2011年07月04日(Mon) 07:49:59

前作はこちら。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2531.html

きみが母さんの血をくれるとき―――
美奈子のストッキングの舌触り、たんのうしてみたいものだね。

あの囁きが、胸から去らない・・・
真っ昼間なのに。
幻影と、わかっているのに。
独りきりの勉強部屋のなか。
目のまえの、手の届くほどの距離の畳のうえ。
母が眉をひそめ、嫌々をくり返している。

黒影の侵入者は、母の足許ににじり寄って、足首をつかまえていた。
握り締めた脚首の周りを、肌色のストッキングがきついひきつれを起こしているのが。
洋祐の網膜を、狂おしく彩った。

うふふふふふっ。
愉しませていただくよ、奥さん・・・
吸血鬼はわざとのように、いやらしい舌舐めずりをさせて。
息遣い荒く抵抗する美奈子のふくらはぎに、
強引に、唇を這わせていった。
あ・・・っ。
美奈子は息子の目のまえで、朱唇をひろげ、白い歯を輝かせた。

傷口から毒々しくそそぎこまれてゆく妄念を、振り払おうとするように。
激しくかぶりを振りながら、歯を食いしばって屈辱に耐えている。
男の腕にとられた、ストッキングに包まれたふくらはぎが。
ひどく高貴なみずみずしさに、彩られていた。
しつように吸いつけられた、唇の下。
淡いナイロン生地が、みるみるうちに裂け目を広げてゆく。

美奈子のストッキングの舌触り、たんのうさせていただくぞ・・・
男の囁きがふたたび、洋祐の鼓膜を打った。

いつものお勤めのときの、キリッとしたスーツのまま、凌辱を受けてゆく母―――
洋祐は母を救おうとする努力さえ忘れて、ただ脚を震わせていた―――
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