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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

視る男

2011年08月11日(Thu) 08:00:43

きみがいつも穿いてくる白のハイソックスは。
いつもかならず、真新しいやつで。
俺ごのみな太めのリブを、ツヤツヤさせていた。
たいしてずり落ちてもいないのに。
咬ませるまえには、ギュッとひざ下まで引き伸ばして。
折り返しに隠したストッキングベルトを、キリリと締めて。
俺の鼻先に、差し出してくれる。
そのくせ、咬まれているあいだ。
ずーっと俺の顔つきを、見つめつづけていて。
あんまり尖った視線だから、てっきり厭なのかとおもい、
いつもより毒を濃く注ぎ込んでやったら。
本音を吐いた。
どんな顔つきで、ボクの血を吸うのか、とても気になる って。

彼女を初めて連れて来たときも、そうだった。
逃げまどう彼女が追い詰められて、首すじにギュウッと唇を圧しつけるところまで。
きみはずうっと、視つづけていて。
血を吸われる快感に目ざめて、とうとうたまらなくなった彼女が、尻もちをついて。
白のハイソックスのふくらはぎをたっぷりご馳走してしまうところまで、つぶさに見届けて。
女の子を襲うときも、ボクのときと同じ顔つきするんだね って。
初めて納得したようだった。

こんなにだいじな秘密、あたしに話してくれないで。
いきなりあたしを襲わせた罰なのよ―――
腕のなかの少女は、むしろ自分に言い聞かせるように、呟きながら。
きみのまえ、俺に息荒く組み敷かれていきながら。
スカートの裾を、わざとのように。
プリーツをくしゃくしゃに折り曲げながら、乱してゆく。
その時もきみは、遠くの壁ぎわに背をもたれかけさせたまま。
未来の花嫁が堕落の快楽を教え込まれてしまう儀式を。
さいごまで、じいっと視つづけていて。
いつも落ち着いたあの子の戸惑う顔が、視たかった―――
あとでひっそりとそう、囁いていった。
きみ、視てるときって、いい顔しているね。
顔色がかわるほど、息をグッと詰めて、
目つきをかわいらしく、尖らせちゃって。
じりじりしているようすを悟られまいと、必死になって表情こわばらせていて。
きみの視る趣味、俺もひそかに愉しんでいるのだよ。
これからも夫婦仲良く連れだって・・・遊びにお出で。^^
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