FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

お勤めがおわったら、デパートでオーバーニーソックスを買って・・・

2011年08月22日(Mon) 13:10:15

お勤めが、おわったら。
久しぶりに、デパートに行って。ストッキング売場に立ち寄って。
若くてキャピキャピな女の子みたいに、オーバーニーソックスを手に取って。
黒無地にしようか?それとも柄ものがいいかな?
このごろは、グレーのリブタイプの子も多いよね。って。
ためつすがめつ、品定めをして。
二足も三足も、買い込んで。
丈の短いスーツの下、ストッキングを脱ぎ捨てて。
人目につかないあの場所で。
封を切ったばかりのやつを、ググ・・・ッとめいっぱい、引きあげる。
しなやかなナイロン生地が、ひざ小僧のうえまでぴったりときて。
ほどよく締めつけてくる、この密着感がなんともいえず、
ショルダーバッグを手に提げて、夜道に靴音を響かせる。
なんだか・・・若い女の子になったみたい♪

行く先は、あの公園―――
夜になると妖しい霧が立ち込めるといわれた、あの場所で。
かつて、自分の血を狙う男と、仲良くなって。
しばしばおっかない鬼ごっこを、愉しんだ場所。
ああ・・・今夜も肌が疼いてくる。
柔肌の奥に脈打つ血潮が、吸われたい・・・と、叫んでいる。

煌々と照る街灯に、スポットライトのように照らし出された芝生のうえ。
あたしはまるでスターみたいに、身体をくねらせポーズをとって。
耳の奥にだけ響き渡る妖しい調べに合わせ、ステップを踏む。
ひとりきりのダンスに、黒い影がまつわりついてくるのに。
さほどの刻は、かからなかった―――

きゃっ。エッチ!買ったばかりなのよっ。
闇にはじける、非難の声など。
かえってあのひとを、そそるだけ。
そうわかっていても、つい声を立てちゃう。叫んじゃう。ひっぱたいちゃう。
けれどもあのひとは、ぜんぜんめげないで。
あたしのことを、雑木林の隅っこに追い詰めて。
あたしだちだけのためのベンチに、無理矢理腰を下ろさせて。
なでる。なぞる。なめる。
ありとあらゆる痴態を、尽くしてしまう。

ああ・・・してちょうだい。もっと・・・して。
いつかあられもなく、はしたない呟きを洩らすあたしの唇を。
今夜もあの忌まわしい唇が、ねっとりと熱く、ふさぎにかかる。
前の記事
きみがほかの男に抱かれる夜。
次の記事
若くてかわいらしい、まりあくんへ。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2606-a5ee196b