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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

目のまえで。

2011年08月27日(Sat) 06:47:26

赤いチェックのしま模様のスカートを穿いたまま。
妻はたたみのうえに、組み敷かれて。
裂かれたブラウスのすき間から、おっぱいをちらちらさせながら、
吸血鬼にうなじを噛まれていった。
三十分ものながいあいだ、たっぷり吸血された妻は、
ぐったりとなって、夢見心地になって、とうとう声まで洩らしながら。
スカートのすそを、乱していった。
卑猥な指にずらされひき剥がされていった肌色のストッキングが、
ふしだらにずり落ちたままの脛が。
悩ましく抜き足差し脚をくり返しながら。
男の色に、染まっていった。

わたしはパンツ一枚に剥かれた身体を、ぐるぐる巻きに結わえられて。
部屋の隅っこに転がされて、
ふたりの熱々なシーンを、とっくりと見物させられるという羽目になって。
しまいには、失禁の痕をパンツにあらわにさせながら、
ふたりの恋路を、祝ってしまった。

お互い分かり合うのに、いちばん手っ取り早いのは・・・
奥さんを共有することなのさ。
うそぶく男に、妻もわたしも。
思わず頷き返していて、それからさりげなく、目をそむけあっていた。

認めたくない、認めてはならない行為。
けれどもきっと、歓びに染まりながら、くり返してしまうであろう過ちに。
わたしはただ、ぼう然となって。
いまやおおっぴらにむさぼり合いはじめた女と男の半裸の姿に、
ただただはしたない射精を、くり返していた。

あなた・・・まだまだ現役ね。
ほっそりとした指で、わたしの一物を弄びながら。
薄っすらと紅を刷いた唇に、ためらいなく含んでいく。
そんなことは、いまだかつてしたことがなかったはずなのに。
まるで娼婦のように、手慣れたようすで。
舐める部位さえ心得きった舌が、わたしをみるみる、絶頂へと導いた。
はい、仲直り。
なんという安直な、和解だろうか?

それ以来妻は、週に幾晩となくひっそりと。
よそ行きの服に装って、夜の街へと出かけてゆく。
素直に送り出し、ときにはあとを尾(つ)けてゆくわたしのことを。
中学生になった娘は、いぶかしそうにしていたけれど。
やがて、妻に連れられて、どこかについていって。
半べそを掻き掻き、戻って来てからは。
いってらっしゃい。
小手をかざして、わたしを送り出すようになっていた。
留守宅にはきっと、べつの吸血鬼が。
娘めあてに訪れているに違いない。
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