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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

目のまえで。 ~妻の立場。

2011年08月27日(Sat) 07:00:40

精いっぱいの抵抗にもかかわらず、あのひとの身体の男の部分は、
私のスカートの奥にまで、みるみる迫って来て。
身をよじって避けようとする腰回りから、緑のショーツをきれいさっぱり裂き取ってしまうと。
私はもう、どうすることもできなくなって。
赤のチェック柄のスカートを、腰に巻いたまま。
ずぶずぶと股間を、えぐられてしまったのです。

スカートの裏地を汚らしい粘液が濡らすのを感じて、侮辱をおぼえた私は。
真上から見下ろして来る男の頬を、力いっぱい張り飛ばしました。
気の強い奥さんだ。
男はむしろ嬉しげにせせら笑うと、張り手の返礼をたっぷりと。
すっかり敏感になってしまった女の秘奥に、ふたたび容赦なくまき散らしていったのです。

気に入りのスカートみたいだな。
これからは、このスカートを穿くときには。
俺のものになるんだぞ。
そうだ。それがいい。こんどからそういうことにしよう。
ご主人も、異存はないよね?

妻を犯されたなどという不名誉を、決して口外してはならない秘密として認識した私たちは。
男の言うなりになるしかありませんでした。
奥さんのあで姿に・・・ほら、ご主人も昂奮してる―――
男の言い草に、思わずふり返ってしまった私・・・
わたしの上におおいかぶさった男が放出していったあの忌まわしい粘液とおなじ色に、自分のパンツを染めていたのです。
さあ、もう少しだけ、愉しもう―――
せせら笑いを浮かべていた唇が、一瞬しんけんにとざされて。
そして私の唇を呑み込むように、ゆっくりとした愛撫をくわえてくるのに。
そう・・・私も自分から。
応えはじめていったのです。

お互い分かり合うのに、いちばん手っ取り早いのは。奥さんを共有することなのさ。
ぬけぬけとした言い草に、夫婦ながら頷いてしまったあのとき。
都会育ちの私たちは、この土地の風習に染まることになったのです。
人間と同居している吸血鬼に血を吸わせ、ときには凌辱さえ受け容れるという、妖しい風習に。

それ以来。
私は好んで、赤のチェック柄のスカートを穿くようになりました。
もともと気に入りのスカートだったのですが。
特別な意味に染められたスカートを腰に巻くと、主人はいつもひそかに息を呑んで。
そしてなにごともなかったかのように、私を送り出してくれるようになったのです。

ふがいないひと―――
もちろん、そういう想いもなかったとはいえません。
けれどもむしろ、そのころのわたしは、彼との刺激的な逢瀬に夢中になってしまっていて。
夫のそうした態度を、むしろほっとして受けとめていたのです。
あなた、ごめんなさいね。ちょっとだけ、浮気してくるね。
赤いチェック柄のスカートの裏に、白っぽいシミが増えちゃうけれど。
だれにも視られないところだから、かまわないよね・・・
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コメント

浮気・・・
>夫のそうした態度を、むしろほっとして受けとめていたのです。

そうなんです。
でもちょっとだけ浮気・・・なんですよね。

まさか・・・本気になるなんて事はあり得ないのでしょうか。
もっと・・・深く なんて事は夢物語なのでしょうか。
by 桜草
URL
2011-08-27 土 22:03:46
編集
>桜草さま
浮気なような。
本気なような。

遊び心のような。
しんけんなような。

そのはざまこそが、きわどく危うく・・・なのでしょう。
女は謎を着飾るからこそ、美しい。^^
by 柏木
URL
2011-08-27 土 22:35:25
編集

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