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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

追いかけっこ。

2011年09月05日(Mon) 06:21:12

だしぬけに駆け出す、スカート姿。
あとを追いかける、短パン姿。
スカートの下は、白のスクールハイソックス。
短パンの下は、白地に青のラインのスポーツハイソックス。
けんめいに逃げる、白のハイソックス。
追いすがる、白のスポーツハイソックス。
ミニスカートから覗く太ももは、柔らかな筋肉。
短パンの太ももは、しなやかで逞しい筋肉。
女の子の脚は、遅い。
男の子の脚は、速い。

激しく揺れる、胸元のリボン。
ユサユサと揺れる、肩までの黒い髪。
ブラウスの両肩を、後ろから掴まれる。
腕を巻きつけて、羽交い絞めにする。
立ち止まる少女。
追いついた少年。
少女の身体は、少年の腕のなかで、一回転。
柔らかな唇に圧しつけられる、強引な唇。
その場に倒れ伏す少女。
丈の短い草に見え隠れする、白のハイソックス。
じたばた暴れる、脚と脚。
無地のハイソックスに、ラインの入ったハイソックスがからみつく。
地べたに抑えつけられる、両手―――

忍び寄る、黒い影。
少年は、気づかない。
少女もまた、気づかない。
しなやかな、少年の太もも。
かかとを掴まれる、ライン入りハイソックスのふくらはぎ。
ツヤツヤと輝く太めのリブに吸いつけられる、赤黒い唇。
ちゅうっ・・・と洩れる吸血の音―――
じわじわと広がる紅いシミに濡れる、ライン入りハイソックス。

容赦なくむさぼる唇。
口の旗に散る、少年の血潮。
むぞうさに転がされる、短パン姿。
両手で口をおおう少女。
起きあがろうとする少年。
果たせずその場で、大の字になる。
逃げようとしても身体が動かない、少女。
にんまりと笑む、黒い影。
怯えるうなじになすりつけられる、貪欲な唇。
ふたたび起きあがろうとする少年。
果たせない。
ブラウスに散る、バラ色のしずく。
必死に起とうとする少年。
果たせない。
ブラウスの胸の前で組まれた、少女の両手。
抱き寄せられるまま、寄り添われて。
そのまま草地にあお向けになる、少女。
少女のかたわらで、起きあがろうとする少年。
やっぱり、だめ―――

キュウキュウと鳴る、黒影の唇。
黒影の肩を必死で引き離そうとする、少女のか細い腕。
せめぎ合う、身体と身体―――
力なくすべり落ちる、少女の腕。
草地に埋まる、掌。
あお向けに寝ころんだまま、生き血のサービスを強要される少女。
旨そうに鳴る、吸血鬼の喉。
悔しそうな呻きを洩らす、少年―――

少女のうえから起きあがる、吸血鬼。
口許からしたたり落ちる、バラ色の血潮。
少女のブラウスをぼたぼたと打つ、重たいしずく。
そろそろと足許ににじり寄る、いやらしい唇。
静かに寝転んだ、白いハイソックスの両脚。
にんまりと笑んだ唇。
歯噛みをする少年。
ひざ下までぴっちりと引き伸ばされた、真っ白なハイソックス。
真新しい生地のうえ、吸いつけられる唇。
ただれた唇の下、ねじれる細めのリブ。
ちゅうっ・・・
少年のときと、おなじ音―――
真っ赤に塗れる、少女のハイソックス。

ズボンを脱ぐ吸血鬼。
はっとなる少年。
羞ずかしそうに両手で顔を覆う少女。
むき出しになった股間には、赤黒く怒張し一物。
少女の白い肌を求めて、逆立ちにそそり立つ。
起きあがろうとする少年。
果たせない。
むなしくうごめく、スポーツハイソックスの脚。
たくし上げられる、少女のスカート。
あらわになる、柔らかな太もも。
引きおろされる白いパンティ。
つま先まですべり降ろされる、白いパンティ。
放り投げられて草地に落ちる、白いパンティ。
少女の股間にさ迷い、視界から消える赤黒い怒張
うっ・・・
背すじを仰け反らせる少女。
昂りのまま、少女の羞じらいに見入る少年―――

ぎこちない少女の動き。
上から支配を重ねる、吸血鬼の黒い影。
脚ずりをくり返す、白のハイソックス。
泥の撥ねた、白のハイソックス。
ふくらはぎに赤黒いシミを広げた、白いハイソックス。
太ももを伝い落ちる、バラ色の血。
しずかに揺らぎながら伝い落ちる、濃厚なしずく。
ハイソックスのゴムを濡らす、深紅のしずく。
激しい上下動にひきつる、少女の太もも。
しだいしだいに動きを合わせてゆく、白いハイソックスの脚―――

欲求を果たして起ちあがる吸血鬼。
少年を振り向いて、にんまりと笑う。
笑んだ口許に光る牙。
牙にあやされた、ふた色の若い血潮。
ほろ苦く笑み返す少年。
あお向けになったまま動かない少女。
立ち去る吸血鬼の背中越し。
少女の身体におおいかぶさってゆく、短パン姿。
脱ぎ棄てられる短パン。白のブリーフ。
少女の口許から洩れる、かすかな悲鳴―――

寄り添い合い、肩を並べて立ち去る男と女。
ふくらはぎにべっとりと赤黒いシミを滲ませる、白のハイソックスが二対。
わざとのように置き忘れられた、白のパンティ。白のブリーフ。
少女を家に送り届ける少年の、うしろ姿。
迎えに出た少女の親に、ボクが処女を奪ったと。
そう告白するのが、彼の役目―――
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