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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

よりどりみどり。

2011年09月24日(Sat) 06:29:03

ええのかあ?ほんとうに襲っちまっても。
だんなが来ている奥さんだって、いるじゃねぇか。

遠慮はいらんさ。
わしらのときだって、女房手ごめにし合った仲じゃない。

ごま塩頭の親父たちは、そんな軽口を交わし合いながら。
着飾った都会の令夫人たちがパーティーホールを行き来するのを盗み見している。
この街で婦人会の役員になると。
夫以外の男の夜伽をするということが、暗黙の了解になっていた。

招かれたものたちはいずれも五十六十の齢ごろの、街の顔役たち。
だれもが白髪頭をふりたてて、会長、副会長、書記、会計・・・と、
上は四十からいちばん若いのは二十代のセレブな人妻たちに、目がクギづけになっている。

わしゃ、あれがいい。
水割りグラスを片手にした親父が、とろんとした目線を這わせたのは、
齢は三十ちょっとと見える新任の書記。
てかてかしたストッキング、たまんねぇな~。
もう、よだれを垂らさんばかりに相好を歪めている。
あっ、あれはうちの家内です。
一緒に立ち飲みをしていた夫らしい男性が制止するのも振り切って、
つかつかとあとを、追いかける。
扉の向こうに消えたスーツ姿が、きゃー!という叫び声を発すると。
夫はため息をして追いかけるのをあきらめると、まわれ右をして。
妻の恥ずかしいところを見まいという態度をとりつくろった。

ねぇ、どうしてわたしなの?
四十ほどの清楚な感じの渉外委員の明美は、首すじに血をしたたらせたまま。
ウットリとなって、相手の男を見あげている。
髪の長い女が好きなんだよ。
あら。
長い髪をストレートに肩に流した女は、わたしの魅力はそれだけ?というような軽い失望を表明したが。
だって・・・まだあんたのこと良く識らないんだからな。
男がそういうと。
もっと・・・知り合いましょう。
男の掌を握り締めると、そのまま自分の手の甲を唇に持っていかれるままにして。
夫らしい男に向かって軽く手を振ると、自分から男の手をひいて、
別室へと、消えていった・・・

厭ッ!イヤッ!主人が視てます・・・
案に相違していちばん抗ったのが、会長の大場夫人。
地味めな顔だちを嫌悪に歪めると、
そういう顔つきが一層そそられるんだよな。
男は女の手首を抑えつけて、まだ侵されていない首すじに、卑猥な舌をチロチロと這わせてゆく。

婦人会の総会・・・という場。
それは、セレブな女たちがストッキングを裂かれる夜。
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