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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

悪戯坊主 ~お兄ちゃんの彼女~

2011年09月26日(Mon) 07:58:30

逢わせてよ逢わせてよ~。
ゆかりお姉ちゃんすっかりきれいになっちゃって♪

ボクがお兄ちゃんにおねだりしたのは、
お兄ちゃんの同級生のゆかりお姉ちゃん。
しばらく見かけないうちに、すっかりきれいになっちゃって。
お兄ちゃんと、おつきあいすることになったんだって。
ママの説明を聞き流してしまうほど、ぼーっとなって見とれちゃった。
そんなゆかりお姉ちゃんの血を吸いたくなって。
毎日おねだりをくり返したボク。

その日ゆかりお姉ちゃんは、独りで自分の家にいた。
家のなかに灯りは点いてなくて、射し込む夕陽だけが、部屋のなかを照らしていた。
陰影だらけの部屋のなか。
ゆかりお姉ちゃんは、応接間のソファに独り腰かけていて。
その日はボクが真っ先にあこがれた、チェック柄のプリーツスカートに真っ白なハイソックスだった。
白のブラウスの襟首をひき締めている紺のリボンが、かわいいような、お姉さんなような、微妙な雰囲気をかもし出している。
いつも明るくボーイッシュな感じのするゆかりお姉ちゃんにしては、珍しくひっそりとした声で。
ボクがいちばん言ってほしい言葉を、口にした。
あたしの血を、吸いに来たんだよね・・・?

お兄ちゃんから聞いたの?
ええ・・・
ボクの正体、だれかにしゃべった?
いいえ・・・
お兄ちゃんに、口止めされてるんだね?
ええ・・・

ゆかりお姉ちゃんの声は低く、あくまでみじかかったけど。

ボクに血を吸われるなんて、ほんとは気が進まないんだろう?
ええ・・・
そう言いかけて、あわてて口に手を当てて。
そんなことないよ。
無理に言い直していた。

ほんとうは、ママに言われたらしいんだ。
うちの嫁になりたかったら、お兄ちゃんとエッチをするまえに。
この子に生き血を吸わせてあげて って。
ゆかりお姉ちゃんは、ほんとうにお兄ちゃんのことが、好きなんだね。。

そろそろと起ちあがって、勉強部屋に脚を向けるお姉ちゃん、。
お姉ちゃんのひっそりとした足音に合わせるように。ボクもひっそりとなって、あとをついていった。
勉強机のすぐかたわらで。
お姉ちゃんはだまって、うつ伏せになって。
夕陽の射し込む部屋のなか。
真っ白なハイソックスが、淡いオレンジ色に染まっていた。
どうぞ・・・
そうは言ってくれたけど。
瞑った瞼を縁取る長いまつ毛が、神経質にピリピリと震えていて。
やっぱり心おだやかじゃないんだ・・・
ボクはお姉ちゃんが、気の毒になった。
だいじょうぶ。すぐ楽にしてあげるからね―――

そう、ボクにできることは、
獲物になってくれたお姉ちゃんを、なるべく早く狂わせてしまうこと・・・

ちゅうっ、
白のハイソックスのふくらはぎに、音を立てて吸いつけた唇の下。
しなやかな筋肉が、シクッと引きつった。
しっかりとしたナイロン生地の下、ボクは尖った牙を素早く刺し込んでゆく―――
ママやお姉ちゃん屋、妹までも理性を狂わせた毒を、
破った皮膚の向こう側、ジクジクとしみ込ませていった。

ちょっとだよ。ちょっとだけだよ・・・
肩まである黒髪を振り乱したゆかりお姉ちゃんは、ひどく色っぽくみえた。
半開きになった唇を、強引に奪うと、
熱い吐息で、お返しをしてきた。
噛み破られて紅く染まったハイソックスを履いたまま。
お姉ちゃんはたたみの上ですり足をして。
足をするたび、さやさや、さやさやと、静かな音が波紋を広げた。
いいよね?噛むよ?
耳もとの囁きに応えるように、お姉ちゃんがかすかに頷くのをたしかめると。
ボクはやおら、お姉ちゃんのうなじに、牙を埋めていった。
ゆかりお姉ちゃんの皮膚は暖かく、柔らかく、それはいい噛み心地がした。

きみの齢でも、できちゃうんだね・・・
放心状態のゆかりお姉ちゃんは、虚ろな声で呟きながら。
太ももについたボクの粘液を、ハンカチでたんねんに拭き取っていった。
お誕生日に、お兄ちゃんからもらったハンカチだった。
すねからずり落ちかかったハイソックスを、無造作に引きずり降ろして。
くしゃくしゃになったままのハイソックスを、目の前にぶら下げて。
戦利品。もらって帰るね。
ボクは無邪気に、笑っていて。
お姉ちゃんもいつもの無邪気さを無理に取り戻して、笑い返してきた。

奪われそうになったら、大人しく許してやって。
でもそのまえに、ちょっとでいいから、止めさせる努力をしてみて、
それだけで、ボクはキミのことを信じつづけるから―――
お兄ちゃんにそう言われたんだって、教えてくれたひとは。
ボクの二の腕に、したたかな擦り傷をいっぱい、残していった。
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