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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

―――しょうがないね。

2011年09月29日(Thu) 06:14:38

ふるさとをはなれて、通い始めた都会の私立の学校は。
濃紺の半ズボンに、おなじ色のハイソックス。
洗練されたいかにも都会ふうの制服は、周囲からの眩しい視線をもらったけれど。
私の足許にいちばん注目していたのは。
幼馴染の彼―――
人の血を吸う嗜好を持った彼のため。
ふだんからハイソックスをたしなむ家庭に育った私は。
ハイソックスを履いたまま、なん度も脚を噛ませてやっていた。

いい感じだね。噛ませてよ。
慣れた間柄になってからも。
彼はいつもおずおずとしていて。
かなり遠慮がちに、けれども言葉がみじかいぶんストレートに。
自分の欲求を伝えてくる。
そういうとき、いつも私は、
―――しょうがないな。ちょっとだぜ?
そういって、彼に噛ませてやるために、
紺のハイソックスを引き伸ばしてやるのだった。

いい感じだね。噛ませてよ。
都会のクラスメイトを自宅に招いた帰り道。
彼はやっぱり眩しそうな目をして、おずおずと。
私とクラスメイトとを見比べて。
こいつ、仲良しなんだ。
人の血を吸うやつなんだけど、
仲良しだから、噛ませてやってるんだ。
そういって、クラスメイトを待たせて、いつものように噛ませてやった。
ふくらはぎを包むハイソックスの生地越しに、
二本の牙がすうっと吸い込まれてゆく光景を。
クラスメイトは息を詰めて、見守っていたけれど。
やがて思い切ったように、
ボクもやってもらおうかな って。
おそろいの濃紺のハイソックスをひざ下まで引き伸ばすと。
ためらいもなく彼のほうへと、差し向けてくれたのだった。

―――しょうがないな。
―――しょうがないね。
そう言い交わしては、彼のために、濃紺のハイソックスの脛を並べる帰り道。
そのあいだにクラスメイトは、妹を連れて来て。
泣きべそをかく妹をなだめながら、
赤のしましまもようのハイソックスのふくらはぎを、噛ませてやっていた。
そのうちおまえ、彼女ができたら、噛ませちゃうんだろう?
クラスメイトは冷やかすように、私にそう言ったけれど。
ばかな。まさか・・・
強い調子で否定をした私も、その可能性を否定することはできなかった。
だって。
そう口にされただけでも、私の胸はそれはドクドクと高鳴ってしまっていたのだから。

―――しょうがないな。
―――しょうがないね。
そういいながら。
公園の散歩道、妻のストッキングをねだる彼のため。
妻はロングスカートをたくし上げ、
わたしはたくし上げられたスカートのすそを、支えてやって。
妻の足許を彩る肌色の薄いナイロン生地が、
圧しつけられた唇の下、
ぐねぐねとねじれてゆくのを、息を呑んで見守っている。

妻が黒のストッキングをめったに穿かないのは。
薄黒い脚に魅せられた彼が、決まって欲情してしまって。
夫のまえでも見境もなく、彼女のパンティを脱がせてしまうと気づいたから。
それでも妻は、気が向くと。
きょうのお散歩、黒を穿いていこうかしら?
取り澄ましたわたしの顔を、それは面白そうに窺うのだけれど。
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