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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

習慣性というもの。

2011年10月09日(Sun) 06:19:03

いちどだけです。
生命の保証は、当然します。
ただし、血を吸われるのって、習慣性があるんです。
二度目以降は、ご本人の責任において、愉しんで下さいね。

都会からこの街に越してきて、二週間後。
わたしは娘とふたり、やもめの父子にそういう迫られ方をした。
逃げ場を喪ったわたしたち母娘は、けっきょく言うことを聞かざるを得なかった。
ほんとうに・・・いちどだけですよ・・・
そう言いながら。
わたしは肌色のパンストのふくらはぎを唇で吸われ、
娘は真っ白なハイソックスに赤黒いシミを滲ませた。

娘があちらの息子と、密かに会っていると知ってしまって。
喉をからからにしている、その父親にも恵んでいると聞いてしまって。
わたしは娘の身を守るため、ふたたびその家に出向いていった。
ドキドキしてきた・・・血を吸われたくなってきた・・・
そう訴える娘を連れて。
ほんとうに・・・困るんですよ・・・
そう言いながら。
わたしはグレーのストッキングに、お父さんのよだれをしみ込まされて。
娘は黒のタイツに、太い裂け目を走らせた。

夫が別ルートで、この交わりに加わっていて。
ストッキング地の長靴下を履いて、おなじ家に出入りしていると知ってしまって。
夫はわたしたちよりも先で、若い女の血を欲しがる彼らのためにおぜん立てをしたのだと、聞いてしまって。
わたしはもうどうとでもなれという気分で、ふたりの待つ家に出向いていく。
襖の陰からは、夫の目―――
ドキドキするんだ・・・きみが迫られてしまうと・・・
そう訴える夫をまえに、あいまいに頷いた私。
夫の願望のためなのか。それとも心の奥底に眠っていた自分自身の望みがあったのか。
まったく・・・ひどいかたたちですね・・・
そう言いながら。
わたしは黒のストッキングの片脚ずつを、親子の唇のいたぶりにゆだねて。
娘も通学用の黒ストッキングに、穴をあけられてゆく。

妻や娘が脚に通している、清楚なハイソックス。上品なストッキングに、
よその男の唾液をしみ込まされてゆく日常を、夫はどう感じていたのだろう?
予感は想像を超え、そしてわたし自身をも奈落の闇に陥れた。
わたしは夫のまえ、夫婦でお招ばれに出かけるときでさえ。
あらかじめあの家に立ち寄って、
色とりどりのナイロンで染めた足許に。
男たちのよだれをしみ込まされるのが習慣になっていた。
あなた、御覧になって。
またあのかたたちに、汚されてしまいましたの。
あのおふたりののよだれが、いまわたくしの足許に、沁みついていますのよ。
そう、囁きながら・・・

晴れて夫の許しを得て、彼に抱かれる夜。
どこまでも堕ちてゆくわたしを、夫は寛大に許してくれた。
首すじの噛み痕は、アクセサリイどうようにわたしのうなじを飾り、
ハイソックスのシミは、ワンポイントのように娘の足許をひきたてている。
初めて脚に通すガーター。
初めてブラウスの襟首からもぐり込む、夫以外の掌。
初めてわたしの股間を冒す、夫以外のあのいやらしい触手―――
娘はさっきから、とうに受け容れてしまった彼氏のものを唇に含んでいて。
初めて訪ねてきたときとおなじ、真っ白なハイソックスを。
処女を捧げた証しで、赤黒く濡らしていた。
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