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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ついでに。。

2011年10月24日(Mon) 07:57:54

お嬢さんの血を吸ったら美味しかったので、奥さんの血も吸わせて下さい。
ついでに、貴男のもね♪
小悪魔みたいに言い寄って来た吸血鬼は、男にしては妖しすぎ、女にしては力が強すぎた。

あー、美味かった♪
やっと放してくれたとき。
わたしの体内には、ほとんど血液が残っていなかった。
それくらい味わってもらえると、本望だね・・・
すっかり洗脳されてしまって。そんなことまで呟いてしまって。
でもいざ女房が襲われているときには、一人前に嫉妬していた。
あいつ。俺のときよりも時間かけて愉しんじゃって♪って。

すまないね。
ほんとうに喉が渇いていたのだ。
ふだんはあんな、失礼な迫りかたはしないんだ。
やつは言い訳がましくそう言って。
よかったよ~。だれも死ななくて・・・
女房や妻も、口をそろえてそういった。
ほんとうは。「よかったよ~」で黙るつもりだったのに。

献血よ。献血・・・
言い訳上手になった女たちは、そういってわたしを納得させて。
色とりどりのストッキングで足許を艶っぽく装って、出かけていく。
やつが好んで脚に咬みつくと知りながら。
そんなふうに口を尖らせているわたしにしても。。。
彼女たちが出かけた後、尾行するようにして家を出る。
足許を、紳士用のストッキング地の長靴下で染めながら・・・
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短文 ~数知れず。~
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カテゴリの追加について ~侵蝕される都会~

コメント

お久しぶりです!
まずはずっと楽しませていただきながらお礼の言葉の一つもなかった非礼を詫びさせて頂きます
今回コメントさせていただいたのは最近拝見していて
「なぜ私が柏木さんのお話に惹かれるのか」がわかったように思うからです

柏木さんの周りにいらっしゃる方々は、血を吸われるという一種恐ろしい行為や
家庭を侵食されるような自分としてはあまり歓迎したくない行為に励んでらっしゃいますが
語られるお話は驚くほど穏やかで、牧歌的とさえ言えると思います。
加えてそれでもどことなく妖しく淫靡な雰囲気は、ため息すら覚えます。

恐らくお話に出てくる人々が「どこまでも楽しんでいる」からでしょうか?

願わくはこれからもいろんな人の体験を綴っていってください。

追伸
勝手ながら女性の吸血鬼さんたちのお話もできましたらお願いします。

ご無沙汰なうえぶしつけなお願い、重ねて失礼いたします。

では。
by ghosx
URL
2011-10-24 月 20:57:02
編集
いらっしゃいませ
丁重な書き込みをいただき、かえって恐縮いたしております。
また、わたしのつたないブログを長期間お心にとめていただいておりますこと、感謝いたします。

いみじくも読み説かれたとおり、
「だれもが愉しんでいる」
それも、
「妖しい愉しみに耽っている」
ということと、
「それが日常のなかで、さりげなくひっそりと展開している」
というあたりは、とくにこだわって描いているつもりです。

ghosxさまから初コメントをいただいたのは、去年の11月に描いた「妻の亡霊」でしたね。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2239.html

女吸血鬼はたしかにあまり描いていないと思いますが、ぜひまた挑んでみたいと思っております。

そうそう。
前回は「父の恋人」という作品をご紹介しましたが、左のカテゴリにある「四人の妖花たち」はお読みになりましたか?
まだでしたら、おひまなときにでも御覧になってみてくださいね。
by 柏木
URL
2011-10-25 火 00:21:39
編集

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