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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

気前よさ。いさぎよさ。

2011年11月09日(Wed) 07:48:03

すまないね。喉がからからだったんだ。
こともなげな澄まし顔の悪友の足許には、妻と娘が、気絶したまま転がっていた。
よそ行きのブラウスやスカートを、赤黒い血潮で毒々しく染めたまま。

おかわり、いただくぜ♪
やつは性懲りもなく、わたしのことまで引き寄せる。
ふたりとも、気前よくご馳走してくれたんだぜ?ご亭主も見習うべきだよね?
・・・って、勝手なことをほざきながら。

首のつけ根をチクッ・・・と走る、痺れるような痛み―――
ちゅー・・・と抜き去られる血潮に、顔色がみるみる悪くなっていくのが、感覚でわかる。
美味い。美味いよ…
しんそこ感に堪えたように、やつはわたしの身体を強く強く抱きしめた。

ひざから力が抜けて、尻もちをついてしまった目の前で。
妻と娘は並べられて、気絶したままブラウスをはぎ取られていった。
ちく生。わたしの血はずいぶんと、吸い残しちゃうんだね?
怨みがましい言葉を吐くと。
意外そうな応えが、かえってくる。

サービスのつもりなんだけどな。
たっぷり昂奮して、愉しんでくれよな。
いつもみたいに、やめろ…よすんだ…って、懇願しながらね。

案外女たちも、意外に正気づいているのかも知れなかった。
犯されているさい中、夫や父親のまえで白い歯を見せまいと、必死に口許を引き締めていたのだから。
こんどもいさぎよく…愉しんでしまおうか…?
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スラックスの下、ストッキング地の長靴下の脚を隠して。

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