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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

周りの男どもが、放っておかない。

2011年12月19日(Mon) 07:20:39

えっ。奥さんを離婚する ですって?
それはまた、ばかに急な話ですね。
いったいなにが、あったのですか。
そうそう。
そういえば先日、貴男のまえで強姦されたのでしたよね?
お相手は村の衆が四人…でしたっけ。
でもあれからもう、ひと月も経っているじゃありませんか。

えっ。あれから奥さん、逢い続けていたんですか?
それも、お相手をした四人全員と。
ああ、それはたぶん、きっと。
つい、キモチよくなっちゃったんでしょうな。
貴男のまえで、無理やり力づくで抑えつけられているうちに。
よくあることですよ。
うちのやつなんか、さいしょにわたしの前で姦(や)られちまったときに。
もう、スカート穿いたまま腰使っていましたからね。
お恥ずかしい。。。

ええ。よしたほうがよろしいですよ。
なるほど、奥さんを離婚するのは簡単です。
でも、そのあとがね…
貴男と別れた彼女が、そのまま住み慣れた都会に戻るとお思いですか?
まず、それはありません。この村に居ついちゃいますよ。
なぜって、周りの男どもが、放っときゃしませんから。
四人の殿方のうち、だれかひとりが。
奥さんの花婿におさまるでしょう。
そうして残り三人が。
花婿から奥さんを寝取りに、新居に忍び込むようになるでしょう。
なにしろ四人とも、奥さんの身体を識ってしまって。
真昼間から四人がかり…なんて乱痴気騒ぎをしちゃうくらいですからね。

いっそ、こうすればいかがです?
貴男は、見て見ないふりをする。
そこまでは、よろしいでしょう?
そうして出来ることなら、お勤め帰りにでも、相手の男の家に立ち寄って。
「家内をよろしく」
ひと言そういって、きびすを返してくるのです。
向こうは決して、貴男に対してやな感情はもっていません。
奥さんを通じて、貴男と仲良くなったつもりでいるんだろうから。
それでも風習に慣れない都会の夫婦ものを犯したことで、
あいつらも、びくびくしているんです。
どうなることかって。
だから、度量の大きさを示してやるんですな。
いまので効果覿面のはずですよ。

うちですか?
ええ、だれかさんに、いまのことを教わって。
言われたとおりにしたんです。
妻の浮気相手の人数が、信用のおける相談相手の数になりましたな。
きょうもうちのやつは、都会ふうのスーツで、ばっちりキメちゃって。
村の長老のおひとりのところに、通い妻をしているはずです。
さすがにえらい人に、拙宅にお越しくださいとはお願いできませんからね。
あちらがお見えになるのは、夜這いを愉しみたいときくらいでしょう。
今では…家内が村の衆に汚させる洋服代を稼ぐために働いているようなものですな。
そういう状況に…ええ、とても満足しています。
あとしばらくして、貴男の後任の人間が赴任してきたときには。
貴男もこんなふうに、その人に言えるようになっていることでしょう。
奥さんの貞操喪失。あらためて、おめでとう。
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