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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

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2011年12月28日(Wed) 05:05:59

ひなびた村には場違いな、洗練されたスーツ姿で。
田んぼのあぜ道は歩きにくい純白のハイヒールに、かすかな泥を撥ねかせながら。
笑いさざめいて歩く妻の周りには、村じゅうの男がひしめいていて。
それはもの欲しげに、洗練されたいでたちの華奢な身体にむらがっている。
女のそばに近寄ることのできない男どもは。
わたしの周りに輪を作っていて。
やっぱりもの欲しげな視線を、ワイシャツ姿の襟首に、痛いほど注いでくる。

それもそのはず、男ばかりのこの村で。
暖かい血を宿しているのは、わたしたち夫婦だけだったから。
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