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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

はらませてやるよ。

2012年02月17日(Fri) 07:25:21

はらませてやるよ、奥さん。
男は確かに、そううそぶいた。

この村に着任して、ひと月たったころ。
自宅に闖入してきたその年輩男は、夫のわたしをぐるぐる巻きに縛りあげて。
逃げ惑う妻を追い詰めて、縛られたわたしの目の前で、ブラウスをはぎ取った。

都会の人妻はえぇのお・・・と、無遠慮な言いぐさをくり返しながら。
スカート一枚にひん剥いた妻のおっぱいを、我が物顔にまさぐって。
真っ赤なスカートを腰までまくり上げながら、云ったのだった。

はらませてやるよ、奥さん。 と。

ことを表ざたにしようとしたわたしのことを、周囲の連中はたしなめた。
恥をかくだけだから、云うなりになりなさいと。
お誘いを受けているね。あの人の家に行きたいのか?
そう訊いたわたしに、妻がひっそりと頷いたのは。
強姦されているさいちゅうに、夫が不覚にも射精してしまったのを。
目に灼きつけていたからだろうか?

男の言いぐさとは、裏腹に。
強姦されたときには、妻ははらまなかった。
妻がはらんだのは、初めて彼の家に送り出したときのことだった。
抱かれたときに ではなくて
抱かせたときに といことに
わたしはほんの少しだけ、面目を施したような気がしている。
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血液の用途。
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時間をかけて。

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