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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

母さんのほうが・・・

2012年02月27日(Mon) 04:58:13

―――母さんの血のほうが、美味しいだろ?
拗ねたように俯く少年に。
―――そんなことはない。きみの血も若くてイキがいいからな。
皮膚に吸いつけられたしつような唇に、彼は押し黙っていた。

―――母さんのストッキングのほうが、愉しいんだろ?
顔を蒼ざめさせながら、そう呟く少年に。
―――そんなことはない。きみのハイソックスも、さっきから愉しませてもらっているよ。
ひざ小僧のあたりまでキリッと引き伸ばされた、ライン入りの白のハイソックス。
しみ込まされてゆくよだれの量に、はっとして身を固くしていた。

―――ときどき、愉しみにお出で。きみの血のおかげで、母さんは助かるのだから。
ぬけぬけとうそぶく俺に、
―――わかったよ。
少年は初めて、素直な声色を洩らしていった。
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乾杯♪
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いやはや。(管理人の独り言)

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