FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

少女が魂を譲りわたすとき。

2012年05月03日(Thu) 09:42:56

大好きな小父さまに、おねだりされて。
ママにナイショで、制服姿で家を抜け出して。
待ち合わせのホテルのロビーを、嘘の名前でスルーしたとき。
あたしの顔、きっと火照っていたとおもう。
エレベーターの重たい扉が、ガクンと音をたてて。
人のおおぜいいるロビーとあたしのあいだを遮ってくれたとき。
しんそこホッとしたんだもの。

歩き慣れないホテルのじゅうたんのうえ。
新しくおろしたばかりのストッキングの、しなやかに密着してくる感触と。
腰にまとわりつくスカートの、ゆらゆらと揺れる感じが。
いつものことのはずなのに。
身体の隅々にまで、心の奥底にまで。
なぜか、妖しく沁み込んでくる。

よく来たね。
さきに着いていた小父さまは、いつものように。
あたしのことを、優しく迎え入れてくれた。
ほっとした隙に奪われた、初めての口づけに。
すっかり舞い上がっちゃったあたしは・・・
その瞬間、娼婦に早変わりした。

黒のストッキング、似合うかしら?
小父さまの好きなようにして、かまわないのよ。
あたしはわざと、片方だけ靴を脱いで。
いつも学校に履いていく、黒のストッキングの脚を見せびらかした。

加工060321 089 - コピー - コピー

ストッキングごし、吸いつけられてくる唇が。
獣みたいに滾る、熱い熱情を伝えてきて。
あたしは思わず縮み上がって、脚を引っ込めようとしたけれど。
足首をギュウッと、痛いほど握り締められて。
身じろぎひとつできずに、ストッキングの脚をいたぶり尽くされていった。
薄いナイロン生地に沁み込まされてくる、汚らしいはずの唾液が。
どうしていとおしく、想えてしまったのだろう?
そう。
あのときあたしは、たしかに娼婦になり切っていた。

加工060321 082 - コピー - コピー

おずおずと靴を脱いで。
ベッドのうえに身体を横たえるときには、さすがに緊張した。
ガチガチに固まって、ぶきっちょに身を揺すりながら。
あたしはちょっとずつお尻ずらすようにして、ふかふかのベッドのうえに身体を沈めた。
真新しいシーツの感触が、ひどく心地よかった。
小父さまはそんなあたしを、優しく見守りつづけてくれて。
あたしのことを助け起こそうとも、無理に引きずり込もうともせずに、
大人しく仰向けの姿勢になるのを、待っていてくれた。

加工060321 108 - コピー - コピー

さあ。好きにして。
このお部屋には、小父さまとあたしだけ。
だれも視てはいないわ。

無表情をつくろって、そう言い放つあたしの上に。
背広を脱いだ獣が、荒々しくのしかかってきた―――

加工060321 113 - コピー - コピー

はぁ。はぁ。
随喜の呻きに。
セィ。セィ。
はずむ息遣いで応えながら。
あっ。あっ。
戸惑いを気づかれたくなくてこらえた声が、とうとう洩れてしまう。
いやっ。そんなに強く・・・
途切れた言葉のつづきは、とうとう吐かれることはなかった。
容赦なく抉られた痛みに、あたしの瞼は濡れて。
それとおなじくらいじめじめと。
なま温かい血潮が、太ももから足首へと、伝い落ちてゆく。

いまごろママは、なにも知らないで。
晩御飯の支度をしているのだろうか。
お友達のナッちゃんやちひろは、おなじ制服を着て塾の授業を受けているころだろうか。
われにかえってふとよぎった日常が、すごくかけ離れたものに思えてきた。
このままひと晩、泊まっちゃおうかな。
エスカレートしそうになったあたしのことを、小父さまは優しくセーブしてくれて。
それは、合格祝いにとっておこうね。^^
あたしは童女みたいに素直に、「うん」と頷いてみせていた。

〇月×日。
それはあたしにとって、お誕生日のつぎに忘れられない日になった。
前の記事
一歩前に。
次の記事
血ィ、吸われて来い。

コメント

遠い記憶
わたしにも「おじさま」と呼んでくれる少女がいた時が
あったのだ・・・・・・・

別にやましい関係ではなかったのだが、
そう呼ばれることはすごく嬉しかった。

ほんとは、こんなに素直な、かわいい、
そして汚してしまうことが可能な、
そんな存在は、いつも願っていたが、
実現することはなかったな・・・・

そんな夢があるから生きていられるんだけどね(笑)
by くろす
URL
2012-05-11 金 19:55:59
編集
> くろす様
う~ん。
羨ましい過去をお持ちのようですな。^^
いやいや。
一歩まえに踏み出すことなくその場にとどまるのも、男の美学だったりすることもありますよね?

ところでこの画像たち。
女装した柏木だといったらウケるでしょうか? 笑
by 柏木
URL
2012-05-12 土 04:43:51
編集

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2813-294bfe9b
まとめtyaiました【少女が魂を譲りわたすとき。】
大好きな小父さまに、おねだりされて。ママにナイショで、
2012-05-03 Thu 10:01:00
まとめwoネタ速neo