FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

縛り上げられてくるわネ。

2012年05月22日(Tue) 07:21:33

904508.jpg

お気に入りのスーツもろとも、目の前で縛られた妻は。
わたしを含めた男どもの、鑑賞の対象になっている。
怒りと怯えを羞恥とを、こもごもに交えた目色に、
男どもはひどく、満悦していた。

美穂子さんの縛り姿、そそるねぇ。
構えたデジカメから発するフラッシュが、妻の縛り姿を眩く包む。
顔は写さないでくださいよ。
苦笑しながらお願いするわたしに。
わかってますヨ。紳士同盟・・・ですからな。
若いころはカメラ狂だったらしいはげ頭の親父は、はげた頭を掻き掻き、
わたしを安心させるようにわざと、妻の顔から狙いをはずしてみせた。

おなじ嗜好のものたちが。
交互に当番制で、自分の妻の縛り姿をご披露する という。いけない趣向のパーティーは。
わたしの妻でちょうど、一巡するところだった。

着衣のまま縛られているあいだはね。
身体は無事なんですよ。奥さん。
もう還暦になろうかという、いちばん頭だった白髪頭の親父が、妻に言い聞かせていた。
だって縛られたままだったら、犯すことできないでしょ?
おっぱい触るんだって、ひと苦労だよ。ほら。
おどけた手つきで胸に触れてきた掌を、妻はもう、払いのけようとはしなかった。


あなたに視られるのが、いちばん羞ずかしいわ。
縛めを解かれたあと、妻はやっとの思いでひと息ついて、そういった。
うん、だれもがやっぱり、そういうねぇ。
うちの女房のときも、そうだっけ。
口々に共感を籠める男どもに、初めて妻は警戒の色を解いて。
まぁ、みなさんのところも・・・なんですか?
悪い旦那さまばかりなんですねぇ。
どうもすみませんでした。
いちように頭を下げる男どもに、妻はかえって恐縮してしまって。
まあ・・・まあ・・・あらいやだ。そんな、恥ずかしいじゃないですか。
目のやり場に、困っているようだった。
だって・・・だって・・・みなさんうちに上り込んでくるなり、ものも言わずにわたくしのこと縛り上げるんですもの。
「縛り上げる」という言葉に、美穂子は知らず知らず、夢中になっているようだった。
専業主婦の美穂子にとって、おおぜいの男たちの視線のなかでヒロインになるということは、
絶えてなかったことだったから。

ほら、美穂子、もういいから、お茶を淹れてくれないか?
わたしの言いぐさに妻は、魔法のようにいつもの主婦に立ち返って。
はーい、すぐ支度しますね♪
スカートの裾をサッと払うと、台所へと向かっていった。

夫のわたしに視られないところでの縛りを、妻が経験するようになったのは、それから間もなくのことだった。
こんどはノーマルモードで現れた彼らの、いかにも紳士的な雰囲気のなかで、
誘われるままに、ついOKをしてしまって。
じゃああなた、わたくし、縛り上げられてきますね。あなたはお留守番♪妬きもちやいたら、駄目ですよ~。
謡うように、そういって、ショルダーバックを提げて、まるでお買い物に行くような気安さで、出かけて行った。

着衣のまま縛られるのなら、それ以上侵されることはない―――
たしかにそれは事実に、違いなかったけれど・・・
縛りをほどかれた、そのすぐあとに。
縄化粧をした素人妻にそそられた男どもの手にかかって、妻がどのような目に遭って。
そんな目に遭った妻が、それからも縛りプレイのためにいそいそと、留守宅を後にしている と。
悪友たちは親切にも、教えてくれていた。
けれどもわたしに、咎めだてをすることができただろうか?
「縛り上げられてくるわネ」
毎週のように、平日の真っ昼間にお出かけしてゆく妻の予告は、妙にウキウキしていたのだから。

なに、けっきょくは・・・おあいこなのだ。
そういうときにはだれかの奥さんが、留守宅になっているはずのわたしの家にやってきて。
ひっそりと逢瀬を遂げて、帰ってゆくのだから・・・
前の記事
まだ、早すぎるだろう・・・?
次の記事
短文 ~堕ちてゆく若妻~

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2824-1cf17188
まとめtyaiました【縛り上げられてくるわネ。】
お気に入りのスーツもろとも、目の前で縛られた妻は。わたしを含めた男どもの、鑑賞の対象になっている。怒りと怯えを羞恥とを、こもごもに交えた目色に、男どもはひどく、満悦していた。美穂子さんの縛り姿、そそるねぇ。構えたデジカメから発するフラッシュが、妻の縛り...
2012-05-22 Tue 20:22:57
まとめwoネタ速neo