FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ある人妻と家族の記~浮気相手の愛人の奥さんの場合 2

2012年07月31日(Tue) 06:53:20

愛されているのね?愛されて・・・いるんですよね?
女はあらぬかたに視線を惑わせながら。
ベッドのうえでひたすら、乱されてゆく着衣のふしだらさを気にかけていた。
女が身にまとうのは、漆黒の礼服。
俺に血を吸われて果てた男の法事に、故人の妻の愛人とその妻は、神妙な面持ちで列席して。
そのかえり道に、俺の投宿する場末の安ホテルに立ち寄ったのだった。
もちろん、喪主である故人の妻も、前後して現れた。
いまごろ隣室では、置き捨てられた夫の遺影のまん前で、未亡人は己の情夫とあられもなく乱れあっているのだろう。
そしてこの部屋では―――
邪魔者扱いされた正夫人が、夫公認の情事に、自ら堕ちていこうとしていた。


まあ・・・なり行き上しかたないですよね?
妻の貞操が喪われた報せに接しても、男はあくまでも淡々としていた。
賢婦人という形容がふさわしいあの気高い妻に対しては、もう愛情のかけらも残っていないのだろうか?
血を吸われた妻が、ことのついでにと凌辱まで受けた経緯を俺から聞かされながら。
彼は顔色ひとつ、変えなかった。
ボクには彼女がいますから。
そういって振り返った美智子未亡人は、もう夫のことなど忘れ果てたと言わんばかりに、情夫と手に手を取り合っている。
その場に華絵夫人がいなかったことは、彼女のために幸いだっただろう。


ミチオさんの法事の帰りに、どうです?
水を向けてきたのは、男のほうからだった。
俺にいなやはなかった。
彼が夫人同伴で、ホテルで待つ俺のことを訪問する。
法事の後始末をつけた美智子がホテルに現れるまで、古びたベッドを軋ませながら、俺は華絵を辱めた。
不思議な男だった。
ひまなんで、お邪魔してもいいかな?
いったんは美智子と待ち合わせた隣室に引き取った情夫殿は、そういって部屋のドアをノックした。
悪いけど、縛らせていただくよ。
俺の言いぐさに、唯々諾々と、スーツのうえからロープを巻かれながら。
羞じらい目をそむけながら、夫の前で辱めを受けようとする妻のことを、じいっと凝視していた。
漆黒の礼服を乱された女が、ベッドのうえ四つん這いになって。
スカートのすそを揺らしながら受け容れつづける吶喊に、思わず声を洩らしても。
男は微動だにせず、巻かれたロープをほどこうと身もだえすることもせず、
目のまえで堕ちてゆく妻の痴態を、深い視線で見守りつづけた。

愛されているのね?そうよね?わたくし、愛されているんですよね?
俺の腕のなか、夫の前で凌辱を遂げられた貴婦人は、あらぬことを口走りながら、
逆立った一物を咥える という。
さいしょは強要された、夫にさえしたことがないという行為に、自分からねだるようにして、しゃぶりついてきた。
ふたたびドアがノックされたとき、彼の妻は黒のスリップにストッキング、それさえも着くずれさせて、髪を振り乱しながら大またを開いているさい中のことだった。

部屋を変わりませんか?
男はぶっきら棒にそういうと、俺の返事も待たずに自分の妻のうえにのしかかった。
ヒュ~♪
俺は低く口笛を鳴らすと、あっさりその場を譲って、未亡人が待つ部屋へと足を向けた。
男ふたりは全裸のまま、ホテルの廊下を行き来した。


ほんとうは、マゾなんですよ。あのひと。。
支配欲は人一倍つよいくせに、マゾなのよ。
美智子未亡人は俺に向かって、そう訴え続けていた。
じゅうたんの上四つん這いになった女は、屈従のポーズを続けながら、俺の吐き出す濁液で、身体の奥底まで濡らしていった。
主人もマゾだったのです。
もちろん結婚した当初は、そんなことわかりようもありません。
けれどもわたくし、だんだんと飽き足らなくなっていったのです。
その時目のまえに現れたのが、主人の仕事の関係でご縁のできた、あのひとだったんです。
主人を出張に行かせた留守に上り込んできて・・・なにもかも奪われてしまった時。
わたくし、初めて燃えたんです。
もう・・・大きな子供だっている齢だったのに。
それ以来、やめられなくなっちゃったんです。
情事を隠しつづけるのが苦しくなって、夫が邪魔になってきて・・・子どもたちから父親を奪ってしまいました。
わたくし、勝手な女ですよね?

ふふ。
俺はほくそ笑みながら、女の耳もとに、彼女の知らない事実を告げてやる。
あの男。血を吸われて絶息する間際、俺に言ったんだぜ?
家内の血を吸ってくださいってね。
え・・・?
女は怪訝そうに、俺のほうを振り返った。
俺はよどみなく、続けていた。あの夜のことをありありと、思い出しながら。
そうして、あの男の手の届かないところに、あんたを連れて行きたい・・・てね。
美智子未亡人は目を大きく見開いて、ふうっ・・・と、ため息をついた。
前の記事
ある人妻と家族の記~夫である、半吸血鬼ミチオの場合。
次の記事
ある人妻と家族の記~浮気相手の奥さんの場合

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2860-2d266a9c