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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

すり合わされる腕。 ~密室の女学生~

2012年09月25日(Tue) 07:49:02

腕が触れ合うほど間近に、尚子がいた。
青沼美佐江はさっきから、傍らの尚子がわざとのように、自分の腕を彼女の腕にすり合せてくるのに気づいていた。

ここは、職員室からしか入ることのできない、特別な空き教室。
ここに招き入れらる女子生徒は誰もが、賓客として来校した異形のものたちに、無償の奉仕を強いられる。
そういう特別な部屋だった。
吸血鬼と人間が共存するこの村で。
女学校は、処女の生き血を提供する格好の場となっていた。
篤志の女学生による献血に、多くの賓客が順番待ちができるほど、群がりつどってくる。
少女たちは親たちからも言い含められていて、代々伝わるしきたりとして、供血行為を受け入れていた。
けれども、うら若いわが身をめぐる血潮を引き抜かれるという、不埒な劣情を帯びた行為は、
清楚・潔癖な年代である彼女たちを、ときには戦慄させずにはおかなかった。

美佐江は尚子の腕に応えるように、自分の腕を巻きつけてゆく。
血液とともに喪われた体温を、お互いに確かめ合うように。
尚子もそういう美佐江に応えるように、掌をギュッと、握り返してくる。
制服の胸元にのしかかってくる吸血鬼たちの、恥知らずな欲求に応じながら。
ふたりは絆を確かめ合うように、腕と腕とを絡めつづけた。

すがるように力を込めてきた尚子の腕が、だんだんと動きが緩慢になって、じょじょに力を喪いはじめた。
応える美佐江の腕もまた、いまではやっとの思いでひじをつつき合い掌を重ね合わせて、
なおもすがってくる腕に応えるばかりになっていた。
初々しい肢体を抱きすくめてくる吸血鬼どもは、
腕を絡めあう少女たちへの気遣いから、ふたりを無理に引き離そうとはしなかったけれど。
生暖かい血潮を真っ白なブラウスにほとばせながら、うら若い血潮を愉しみつづけることを、止めようとしない。

ああ、もういけないわ・・・
美佐江はほんのすこし、うめき声を洩らしていた。
尚子もそれに応えるように、「うぅん・・・」と、悩ましい声をあげていた。
「叱っ!」
傍らから、不覚にも声を洩らしてしまったふたりを気丈に叱ったのは、クラス委員の貴子。
しかし彼女もまた、のしかかってくる老吸血鬼の牙にうなじを食いつかれて、
処女の生き血をむしり取られているところだった。

美佐江のうえにおおいかぶさる男の体重が、身体のうえを移動するのを感じた。
じょじょにせり上がってくる逞しい身体つきが、ひざでスカートをたくし上げる。
そらぞらしい外気が股間をよぎるのを、美佐江は危険な予兆と感じ取っていた。
くくく。美佐江ちゃん、すまねぇな・・・
男は嬉しげな含み笑いをつづけながら、青沼家の総領娘の華奢な身体つきを、虐げてゆく。
セーラー服の上衣を胸までひきあげられて、おへそをまる見えにさせながら。
美佐江はなおも未練がましく、抗いつづけている。
嫁入りまえには決して受け入れてはならないものが、パンストごしにあてがわれるのを、ありありと感じた。
それはいやらしいしつようさで圧しつけられてきて、やがてじわっとなにかがはじけたようになって、
生温かくぬらぬらとした粘液を、薄手のストッキングの生地にしみ込ませてきた。

やだ・・・汚される・・・
母が洗濯物を拡げるときに、白い痕をありありとつけたパンストをそのなかに見出して。
安どのため息をするのを、美佐江は幾度となく、覗き見てしまっていた。
忌まわしい粘液は、あとからあとからドクドクと排泄されて、少女の股間を彩ってゆく。
粘液の生温かさが薄いナイロン生地を伝って、ひざ小僧の裏にまでまわると、
美佐江はもういちど、声をあげた。
こんどはクラス委員も、咎める声をあげなかった。
傍らで抑えつけられているクラス委員がすくめた足許を彩る黒のストッキングは清楚に映ったが、
スカートの中はきっと、美佐江とおなじように汚され始めているらしい。

やがてふたりは、じゃあね、というようにもういちど掌を握り合って。そして別れた。
離れ離れになった腕たちは、自分のうえにのしかかっている吸血鬼の背中に巻きついていって。
噛み破かれた黒のストッキングから露出したひざ小僧もあらわに、立て膝をしながら。
貫く快感に、身をおののかせてゆく。

少女たちのうめき声は、職員室にまで筒抜けになっているはずだったけれど。
教諭たちはだれもが、なにも起こらなかったように、息をひそめて執務に没頭していた。
窓ごしに降り注ぐ陽射しは秋の気配を帯び始めて、どこまでもおだやかだった。
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