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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

ある女の一生

2012年10月04日(Thu) 07:50:03

初めて襲われたときも、夫にはなにも告げないで。
それからも男と、逢いつづけて。
男のおもうまま、自分の身体を愉しませて。
あの男と別れて俺と・・・
そんな誘いだけは、いっさい受けつけず、
それでも男とのあいだの子供まで生んで。
その子が美しい娘に成長すると。
男はその娘をも欲した。
白髪頭を掻き掻き、父娘ほどもちがう結婚を、男が申し出たとき。
娘の両親はよろこんで、結婚を承知した。

やっとほんとうの恋人に、出逢えたのね。
この子を末永く、よろしくね。

秘められた近親恋愛を、女は真心から祝福する。
いまだかつて笑ったことのない男は、初めてほほ笑みを泛べて。
そのほほ笑みには謝罪と含羞とが、込められていた。
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