FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

下校を待ち伏せて。

2012年10月07日(Sun) 06:33:58

のどをカラカラにして、道を歩いていたら。
向こうから歩いてくるのは、見覚えのある制服姿。
あらおじ様?どうしたの?
駆け寄ってくる白の夏服姿が眩しかった。
あーっ!わかったっ!
若い女の子の生き血が欲しくて、学校帰りを待ち伏せしようって魂胆ね?
いけないわあ。
少女はあくまでも、あっけらかんと明るかった。
いいわ。あたしが襲われてあげるから。

黒のストッキングの足許に、唇を近寄せたときには。
さすがに「いけすかない」って、顔をしかめたけれど。
腰かけたベンチの前、四つん這いになって。
近寄せていった飢えた唇に、少女は「ウフフ」と笑いながら。
すらりとした脚を、見せびらかすようにした。
肌の透けて見える薄黒のストッキングに、不覚にもつい欲情して、
よだれをたっぷりと、なすりつけてしまっていた。
薄手のナイロン生地は、欲情もあらわないたぶりを受けて、
みるみるうちに噛み剥がれていった。

「いけすかない・・・なぁ」
少女がふたたび、軽い非難を口にしたとき。
たっぷりと吸い取ったうら若い血潮に、俺はしんそこ満足していた。
見るかげもなく裂け目を拡げた黒のストッキングをそのままに。
俺と連れだって家路をたどる少女。
ふしだらな裂け目を滲ませた足許を見とがめた級友に呼び止められたときも。
「いけないイタズラされちゃって、貧血なのよ~。罰として、ガードマン頼んだの♪」
彼女はこともなげに、そう口にする。
あたかも最上級生としての矜持を、守るように。
そう。
彼女の通う女学校は、名門校と謳われた誉れのかげで。
来校してくる吸血鬼をお得意として、うら若い処女の生き血をひさぐ場でもあったのだから。

おじ様に襲われている限り、処女を喪うことはない。
少女はそう、信じ切っていた。
じじつ俺は、彼女の身体をめぐる処女の生き血を愉しむために。
そちらのほうの愉しみは、ひかえるように心がけていた。
けれどもそれがすべてではないことを、彼女はいずれ知ることになる。

卒業式の日。
さいごに身にまとうセーラー服のまま、式場から直接、足を向けてきた彼女。
「待ったあ?」
のどかな声色は、どこまでも無防備だった。
待ち合わせをした納屋のまえ。
俺は卒業おめでとうを言ってやり、それからひと言、つけ加える。
「これからお祝いを、してやるよ。中に入んな」


あとがき
前半を描きかけたのが、先月の24日となっていました・・・
このごろ、サボり気味ですな・・・。(^^ゞ
前の記事
私の彼女のご主人がね・・・
次の記事
ある女の一生

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2910-61f737b4