FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

抵抗。

2013年04月03日(Wed) 08:02:40

あっ!あなた・・・あなたあっ。助けてっ!早く、は・や・く・ぅ・・・っ!!

妻の声色は、真に迫っていた。

だめっ!ダメッ!絶対ダメッ!
主人以外の人なんて、断じて嫌っ!!!

抵抗も、熾烈を極めていた。
相手の顔を引っ掻いて、裂けたストッキングを穿いたままの脚をばたつかせ、
迫る顔につばきを吐きかけ、のしかかってくる逞しい胸を、腕を突っ張って隔てようとした。

ひどい!ひどい!嫌です!お願い!堪忍して・・・っ

妻はどこまでも、抗いつづける。
わたしに操を立てて、自分の誇りを守り抜こうとする。
けれどもそのかいもなく、酷い平手打ちが女を黙らせ、
閉ざそうとする太ももは、丸太ん棒みたいに太い毛むくじゃらの太ももに蹂躙される。

あ・・・あ・・・あ・・・あああ―――っ!!

ひと声、絶叫。
そして、あとは熱い沈黙―――

亭主の目のまえでの情事は、果てることもなくつづいていって、
さっきまで夫への忠誠を訴え、潔癖なまでに嫌悪していたはずのおなじひとが。
ねっちりとしたまさぐりには淫らに応え、情夫への服従を誓っている。

そう。

すべては見せつけるための、罠。
うそのためらいと抵抗をみせた女は、男ふたりをそそらせて。
犯すもの。犯されて歓ぶもの。
どちらの男をも、充たそうとしていた。
前の記事
濃いコーヒー
次の記事
学校の対応。

コメント

見るだけの人
こういう短編にキラリと光るものがあるのがさすが柏木様です。
何人かの陵辱者と被害者と見るだけの男。
この最後の一人の存在が、とても大きく感じました。

見るだけで我慢が出来るのか、見ることで別の女性を欲するのか。
わたくしのところにも、こういう見るだけの男を登場させてみようかしら・・・
by 祥子
URL
2013-04-03 水 09:50:31
編集
> 祥子さま
出勤まぎわになって、エグいお話が浮かんじゃいまして。(笑)
どーしようか?あっぷできるかしら?
いいや、イケるところまでイッてみよう!
と思ってあっぷしたのがこのお話です。
コレを褒められるとは、かなり嬉しかったりして。
(^^)

前回コメを頂戴したお話も、コレ系統でしたよね?
このテのお話をしつこくしつこく描いている(笑)柏木としましては、ぜひ祥子さまバージョンを読んでみたいと思っております。
by 柏木
URL
2013-04-03 水 20:04:45
編集

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/2936-8844c90a