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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

濃いコーヒー

2013年04月04日(Thu) 07:29:34

過去になん回も、自分の専属モデルに手を出した。
そのうちなん人かは、人妻だった。
堂々と俺に応じるものもいれば、小心翼々に黙って抱かれるだけの女もいた。
三回だけ旦那にばれて、どろどろになった。
カネで解決したところ、けろりとなった旦那もいたし、
女房にはいつまでもぐちぐち言うくせに、夫婦のセックスがしつこくなったと告白する女もいた。
離婚というバッド・エンドがないことだけは、ホッとするものがある。
四度目にばれた旦那は・・・マゾだった。
人妻を狙うには、まず亭主を見定めなくてはならないと・・・そのとき初めて、俺はおもった。

撮影風景を見たいなどという亭主は、いままでにいなかった。
俺の撮る写真はセミヌードがほとんどで、ときには素っ裸になることもある。
そんなところをほとんどさしで撮るわけだから、いちど耳にしたら気になってしまうのは当然だろう。
関係者以外はお断り・・・撮影に専念できないからな。
俺はいつもそういって、猜疑に満ちた亭主どもの申し出を断りつづけていた。
たいがいそういうモデルとは、なにもないものなんだ。
ところが・・・その時だけはどういうわけか、俺はかんたんにOKしてしまった。
もちろん本人直接ではなく、モデルであるあの女を通しての申し出だったが―――
亭主の申し出には内心不承知だったらしい女は、俺があっさりOKしたので、面食らっていた。
俺じしんさえ、そうだった。ひとりでに唇が動いてしまったような気がした。

どうしてそういうことになったのだろう?
きちんとお辞儀をしてスタジオに入ってきた亭主は、気弱で潔癖そうな男だった。
俺は挨拶もそこそこに亭主に近寄ると、有無を言わさずに手近な椅子に縛りつけて、
ついでのことに、亭主のズボンを引きずり降ろし、
着飾ったその妻に、強姦どうぜんに挑みかかっていた。
「嫌っ!嫌っ!主人のまえだけは、許してッ!」
女は身を揉んで抗ったが、語るに落ちることを口走っていた。
冷静な男なら、すでになんらかの関係が成立しているのを察するようなことを。
俺は亭主のまえで、女のブラウスをびりびりと引き裂いて、
むしり取ったブラジャーを片手に、雪のように白い膚に覆われたおっぱいの先端を、
にゅるにゅると口に、含んでいった。

男に犯された人妻と、妻を目のまえで犯された夫。
これほど気まずいカップルは、この世にそうざらにはない。
俺の専属モデルになった妻のほうは、
紺のスカートをふつうに着けていたが、上半身はむき出しで、豊かな乳房をぷるんとさらけ出していた。
スカートの裏側は俺の吐き出しつづけた精液で濡れ濡れになっていて、
引き裂かれた黒のストッキングは、脛までずり落ちていた。
青いショーツは持ち主に忘れ去られて、部屋の隅に脱ぎ捨てられたままになっていた。
お互い決まり悪そうに目線を避けながら、ふたりはちょっと離れたイスとソファに、腰かけていた。
コーヒー淹れてくれ。
俺が女に命じると、「わかったわ」女は意外にもサバサバと席を立って、台所に向かった。
気まずい三人組の輪を抜け出せて、ホッとしたのかも知れなかった。

台所に立つ女房が、紺のスカートの腰を振り振り立ち働くのを、旦那はじいっと見ていた。
スカートの裏側は俺の精液でしたたかに濡れていたが、
ズボンを脱がされた格好のままの亭主は、おなじ種類の粘液を太ももにヌラヌラと光らせていた。
まだ縛られたままだったから、どうすることもできなかったのだ。
俺は女に温かいおしぼりを持ってこさせた。
この夫婦がここを訪問するまえから、用意してあったものだった。
俺はてきぱきと、自分の手で旦那の粗相のあとを始末してやった。
恥ずかしいほどの豊かなほとびを皮膚から拭い去ってやると、旦那は身じろぎしながら、拭き取れていないところをもあらわにしてきた。
男ふたりの無言の共同作業を、女は背中で視ていた。

コーヒー入りましたけど。
女の口調からは、感情が消えていた。
ああ、ありがとう。
まるで秘書が淹れてくれたときのようにそつなく応じると、
旦那を縛りつけているイスを、もっとテーブルに近寄せてやった。
俺と女とが、はす向かい。
亭主はそのふたりの間。

ご主人をほどいてあげて。
俺は女に、手短かにいった。
旦那はぎょっとしたような顔をして、臆病な敵意を籠めた目つきで俺を見、
女は夫の後ろにサッと立つと、手際よくロープをほどいていった。
旦那は表情を消して、ほどかれるままにさせていた。

あなたの濃いわよ。
カップを口に持っていく旦那に、女がいった。
うっ。
濃すぎるコーヒーに旦那は顔をしかめて、
おほほほほほっ。
女は愉快そうに笑った。
ちょっと待て。
旦那のコーヒーカップを取って口にすると、たしかにどぎついほど濃かった。
「どうぞ、全部お飲みになって」
口を開いたのは、旦那だった。
「いちど口を着けられたら、ぜんぶ飲んじゃうのがいいですよ」
自分の妻を犯した男を目の当たりに、旦那はなんともいえない表情をしていた。
俺は旦那の要望に応えるように、もの凄く苦いコーヒーを、ひと息に飲み干した。
「お見事。」
旦那が無表情にいった。
「これで、きょうのことは帳消しにするわ」
女が愉快そうに、白い歯をみせた。
いつの間にか、紅を鮮やかに刷きなおしている。
賢い女は、痕跡を残さないもの。
ふたりの男をまえにおっぱいをまる見えにしたまま、女は早くも完全犯罪の証拠隠滅にとりかかっている。
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