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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

スタジオでの愉しみ

2013年04月04日(Thu) 07:52:47

逃げも隠れもしません。訴えたかったら、どうぞ。
そういうつぐないかたで納得いただけるのなら、よろこんでそうしましょう。

旦那のまえで、その妻を強姦した・・・つもりだった。
けれども女は俺の下で馬脚をあらわしてしまっていて。
裂けたストッキングを着けたままの脚を、毛深い俺の脚に巧みに絡みつかせてしまっていた。
しなやかに細く、意外に強靭な太ももに。
ごつごつとした筋肉に蔽われた、丸太ん棒のような太ももを重ね合わせていって。
激しい嫉妬に満ちた尖った視線に後押しされるように、
彼の女房のスカートをぐしょぐしょに濡れそぼらせてしまっていた。

一見いさぎよさげな俺の言葉に、女は「じゃあ・・・」と振り向いて、
ぱしぃん!
目のくらむような、平手打ち。
これでおあいこに、しておきますね。
女はそっけなく、そういうと。
ふつつかでした。
旦那に向かって神妙に、頭を垂れた。
いや・・・まあ・・・
夫は妻の手をギュッと握り、ふたりは肩を並べてドアの外に出た。

見送りは此処で、けっこうですから。
Tシャツにジーンズ姿になった妻は、背中までかかる黒髪をサバサバと風になびかせ、
破れたブラウスや汚れたスカートの入った包みを、旦那が後生大事に抱えていた。
ブラとパンティとパンストだけは記念にとせしめようとするのを、旦那は黙ってみているだけだった。


つぎの撮影日程は、一週間後だった。
女はきっと、キャンセルしてくるだろう。
あんなことがあった後だから、キャンセルの連絡は、約束の時間に彼女が来ない、ということでしか、伝えられないだろう。
午後いっぱい、ひまになるな。
俺は諦めたように、スタジオ内に煙草の煙をくゆらせていた。
インターホンが鳴ったのに、耳を疑った。
どうせ郵便かセールスだろうと思って無防備に立った玄関には、女が佇んでいた。
驚いたことに。
女の旦那も、いっしょだった。

再現してみたいんですって。
え・・・?
先週のアクシデント。
女は意味ありげに、ウィンクした。
ああ・・・アクシデントね。
事件と呼ぶのでなければ、そう呼ぶしかなかっただろう。
あのあとね、夫婦で仲良く、セックスしたの。何か月ぶりだったかしら。
ここでのこと話題にすると、このひとノルのよ。
うふふ・・・
女の含み笑いは、悪魔のそれのようだった。
ズボン脱いでもかまいませんか?濡らしちゃうとたまりませんから。
旦那の言いぐさに、俺はまじめに「どうぞ」と答えた。
ことに及ぶ前にズボンを脱がせた俺の配慮に、彼はだいぶあとになってから気づいたらしい。


たっぷりと愉しんだ後。
もう・・・窓の外は暗くなりかけていた。
来たときには髪をきちっと結わえていた女は、解いた髪を肩に揺らして、カーテンを閉めた。
歩くたびに豊かなおっぱいが、ぷるんぷるんと震えるのを。
男ふたりは生唾を呑みこんで見つめていた。

カメラ・・・だんだん上手になっていくね。
俺は正直に、旦那をほめた。
さいしょのころは、ぶれまくりだった。
それはそうだろう。
女房が犯されているところを冷静に写真撮影できるようになっては、夫婦はおしまいだから。
三脚のおかげとはいえ、かなりピントが合って来ていた。
所作のあいまに、彼の女房と俺とは、撮影のために時おり動きをとめて、
シャッターチャンスをそれとなく知らせた。
さいしょのうちはともかく、旦那は的確に反応するようになった。
そのうちの一枚は、いまは夫婦の寝室におかれたパソコンのデスクトップを飾っているという。

お洋服代、なくなっちゃった。
格好のよい脚に破けたストッキングをひらひらさせながら、女がいった。
こら、こら。
咎める亭主は、「すみません」といった。
初めて札束の入った封筒を手渡そうとした時に、亭主は意外にも、いやな顔をした。
俺はそのときの亭主の言いぐさが、すっかり好きになっていた。

あなたに差し上げたのは、おカネで買えるようなモノではないはずですから。

満点答案だった。
遠慮し合うふたりのあいだに入った女房は、封筒をサッと取り上げて。
お洋服代として、いただくわ。家計簿とは別に私が管理しますから・・・そういうことならいいでしょ?
有無を言わせないふうだった。
女に逢うたび、着飾った装いを引き裂く趣味を持っていることに、女は警戒心を抱いていたのだ。

料理長のようなものですよ。
旦那はあるとき、俺に囁いた。
腕を振るって、料理を出して、客に食べてもらう立場。
着飾った女房を連れてきて、褒めていただいて、写真に撮っていただいて・・・それから目の前で犯していただく立場。
どきり!
としたのは、俺だけではなくて。
発言者のほうも、頬を軽く上気させていた。
ね・・・?
同意を求める彼に、俺はいままでにないほど素直に、同意をしていた。

こんどはいつ、家内をレイプしていただけますか?
内心ドキドキしながら言っているのが、手に取るようにわかった俺は。
旦那の鼓膜に毒をそそぐ愉しみを覚えながら、囁いてやる。
こ・ん・や。今すぐに。
我が意を得たような含み笑いをかわしあう二人のまえに。
帰るわよ~
鮮やかな黄色のスカートを振り振り、女は着替えたばかりの姿をさらしてきた。
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