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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

肯いていた。

2013年06月11日(Tue) 07:48:31

ノックされたドアを開けたのが、運の尽きだった。

侵入してきたその黒衣の男は、わたしの首すじに食いついて、
ごくりごくりと、生き血を啜った。

眩暈を起こして倒れたわたしに、両手で口をふさいだ妻は、あっという間につかまえられて。
じわりじわりと、生き血を吸われた。

わたしのときよりも、ずっとずっと、時間をかけて・・・

あんたからわしに、頼み込んだのだよな?
夫婦ながら、血を吸われたいって。
男の言いぐさに、わたしは黙って、肯いていた。
目のまえで女房を、辱めて欲しいって。
男の言いぐさに、わたしはまたもや、肯いていた。

お前ぇからわしに、手を合わせたんだよな?
亭主を裏切りたいんだって。
男の言いぐさに、妻は意外にも、肯いていた。
これからも、だんな以外の男とセックスしたいんだって。
男の言いぐさに、妻はまたもや、肯いていた。

うっふっふ。
あんたの本性、見え見えだぜ?
男の冷やかしを誤魔化せないほどに、
床一面にひろがった、わたしの精液。
そいつはわたしの意志を裏切るように、それは淫靡に輝いていた。

くひひひひ。
お前ぇの本性も、ばればれだな?
男の冷やかしを誤魔化さないように。
妻はその精液を、舐め取っていった。
猫がお皿を舐めるような、ぴちゃぴちゃといういやらしい音を忍ばせながら・・・

どうだい?ええ眺めじゃろ?
床に拡がったわたしの精液を舐める妻。
その妻の後ろからのしかかって、まくりあげたスカートの奥を突っつきつづける男———
今夜、終わってほしくないよな・・・?
男の言いぐさに、やはりわたしは、肯いていた。
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