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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

豪快?千人斬り!

2013年06月18日(Tue) 06:12:33

人妻千人斬りの志をたてた男がいた。
誘惑、和姦、軟派、力ずく・・・なんでもアリだった。

999人目の餌食が、ほかならぬわたしの妻だった。
縛られたわたしのまえ、夫婦のベッドをぎしぎしいわせながら。
しまいには喘ぎ声まで、あげていた。

がんばって達成してくださいね。
別れぎわ励ましまでした妻とは、よほど相性がよかったらしい。

その後男はスランプになって、記録はストップしたままになった。
妻と逢瀬を重ねるようになった男は、記録達成をあきらめたい、と妻に言った。
あんたをさいごの女にしたいから・・・と。

そんなの駄目。

妻は珍しく強い口調で、男を叱った。

わたしがなんのために汚れた身体になったのか、わからなくなっちゃうじゃない。
浮気を重ねながらも、汚れている、と思っている妻。
汚れてなんかいないさ と。わたしは思わず、口走っていた。
離婚だけは勘弁してくれとうろたえていたわたしに、妻は「大丈夫よ」と力づけてくれていた。

いっしょに暮らしましょう?あなた、ガマンできるかな?
独り暮らしの母も、家に招びますから。

妻の言いぐさに、男ふたりは肯いていた。
夫婦二人暮らしの家に、男と、義母とが入居した夜。
男は義母相手に、千人斬りの”偉業”を達成した・・・

妻は男のプロポーズを受け容れて、
わたしが仲人を、つとめてやって。
ふたりは晴れて、夫婦になった。
表向きはあくまでも、わたしの妻。
けれども妻は、戸籍さえも入れ替えてやっていた。
男は、天涯孤独の身の上だった。

お義母さまもお若いうちに、どう・・・?
うちは両親ともに健在だったけれど。
勢い余った千一人目の餌食は、ほかならぬ母になっていた。
母も時折黙って、わたしの家にやってきて。ブラウスのタイをほどくようになっていた。
父も母には黙って、わたしの家にやってきて。
いちぶしじゅうをつぶさに見届けて、母より先に帰っていくようになっていた。

義母はわたしの年増好みを察していたのか、
妻の不始末の罪滅ぼしに・・・と、わたしを孤閨に誘い込んだ。

男は義母や母をも巻き込みながら、以後家から出ようとはしなかった。
天涯孤独の身に、家族を与えられて。
記録はどうやら、千一人斬りでストップするらしい。
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コメント

大団円とは
こういうことを言うのですね♪
千人斬りというのはきっと男性のあこがれなのでしょう。ときどきうかがう言葉です。
でも、もし自分を最後に記録を達成しなかったら・・・わたくしも奥様と同じことを言っていたかも(笑)
家族までは与えてさしあげられないけど。

そんなことを思いながら読ませていただきました。
by 加納祥子
URL
2013-06-27 木 09:24:05
編集
加納祥子さま
お久しぶりです。^^
この日の朝はどういうわけか気分が昂ぶって、ひさびさにお話があとからあとから出てきたのでした。
もう、柏木の意思なんか関係なしに、お話のほうから勝手に飛び出てくる感じで・・・いささか閉口でした。 笑

このお話は、そのなかでもいちばん気に入っているお話です。
そうでしょ?やっぱり自分が最後と思われるよりも、記録達成を願いますよね?
女のなかの女である貴女が女心を語ってくださったのが、このお話を描いてのなによりの収穫だったかも。
(*^^)v
by 柏木
URL
2013-06-28 金 06:56:32
編集

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