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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

よりどりみどり。

2015年01月08日(Thu) 07:31:16

どうぞ、お好きな子を択んでください。よりどりみどりですよ。
担任の松岡先生がそういうと、女の子たちはおずおずと、グリーンのブレザーの制服姿をみんなの前にさらしてゆく。
どうもこの学校は、おイモちゃんが多いな・・・隣のやつは、えらく失礼なことを呟いたけれど。
じっさいきょうの顔ぶれは、どれもこれもが素朴な顔つきの子ばかりだった。

あっちじゃなくっていいの?
俺が選んだその子は、まあるい頬ぺたにえくぼを泛べてそういった。
指さすほうにいる子は、一同の中ではいちばん見てくれの良い子で、椅子に腰かけた足許やロングヘアに隠れたうなじのあたりを狙って、早くも数人の吸血鬼が取り巻いている。
いいや、あんたがいいね。
俺がはっきりとそういうと。彼女はああわかった・・・と言いたげに、くすぐったそうに笑う。
あたし、おデブだから・・・いっぱい血を摂れるんだよね?
それだけじゃない。あんた性格もいいだろ?俺が耳もとで囁くと、
満更でもない顔になって・・・そんなことないけど・・・って言いながら。
ウエストのあるぶんやけに幅広にみえるグリーンのチェック柄のミニスカートから、黒タイツに包まれた太ももを見せつけてきた。

悪いね・・・いだだくよ。
チュッと音を立てて、タイツを履いた太ももに唇を吸いつけると。
少女はさすがに脚をすくませたけれど。
俺がネチネチと、太ももをいたぶりはじめると。
やぁ~らしぃ~なぁ~、もぅ~
面白そうに、謡うような口調で、俺の意地汚さを揶揄してくる。
タイツにしみ込んだよだれが、少女の皮膚をたっぷりと濡らすころ。
俺は牙を突き立てて、タイツをブチブチと咬み破ってゆく。
あぅ、あぅ、ひどいよぉ・・・
頭上に降ってくる声色は、どこまでもゆるやかで・・・血を吸い取られてゆく状況を、むしろ愉しんでいるようだった。

三十分後。
セックス経験済みの子は、残らず犯されていて。
そうでない子も貧血になって、すっかり顔色を蒼ざめさせていて。
紺のハイソを片方だけ履いている子。
破かれたタイツを脚から引き抜かれて、素足を眩しくさらしている子。
スカートにつけられた粘液を気にして、しきりにハンカチでぬぐっている子。
怒ったり泣いたりしている子はひとりもいなくて、
ただ淡々と、のんびりと、身づくろいに励んでいた。

彼氏来ちゃうよお・・・
だぁ~いじょうぶ♪わかってるから。
じゃあ来週、またね~
は~い・・・

のんびりと弾む、呼び交わす声と声――
たしかにおイモちゃんかもしれないけれど。
居心地のよい学校だな。
俺たちは、すっかり血色のよくなった顔を見合わせて。ニッと笑う。
また来てね。
俺の相手をしてくれた太っちょの少女も、かざした小手を振って、名残りを惜しんでくれた。
じゃあ、またね。
楽しみだね。
お別れを交わし合う声と声は、しばらくのあいだ尽きなかった。

街なかにある、吸血鬼受入校――ごく少数の教職員と父兄と、当事者の女子生徒だけが、この学校の実態を知っている。
そして毎年、学校の深い部分を知り尽くした父兄とその子女たちが、入学式にやって来る。


あとがき
実写の女子高生の集合写真を見ているうちに、ふわふわっと湧いて来たお話です。
描いたのは昨日。。。 (^^ゞ
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彼女をご指名されて。
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ローティーンのくせに、黒のストッキングを脚に通して・・・

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