淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・
優等生の呟き。
2015年09月08日(Tue) 07:35:30
ヒルのようにじっとり濡れた唇を、素肌に這わされて。
お父様、お母様から受け継いだ血潮を、むざんに吸い取られてゆく。
小父さまといっしょにのしかかってくる、忌むべき欲望に屈してわが身を捧げるひと刻――
でもいちばん悔しいのは、大人びた装いのはずの黒のストッキングを履いた脚を辱められること。
ご自身は・・・よく我慢したご褒美だというけれど。
素肌に浸み込まされた邪悪な毒液に、皮膚の奥がジンジン疼く。
でもわたくしは――割り切っている。これは慈善行為なのだと。
だから今夜も、時間通りに伺って。
身に迫る屈辱と妖しい疼きとに、耐え抜いてゆく・・・
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