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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

美味しいようなら、それがなにより。

2015年09月09日(Wed) 07:52:46

男の血に目覚めたことなんて、いままでなかったんですがね・・・
彼はそう言いながら、わたしの両肩にしがみついて。
首すじにあてた唇に力を込めて、血を飲み耽ってゆく。

いや、旨い。じつに、旨い。
そんな呟きをうわごとのようにくり返しながら、彼はわたしの肩を放そうとはしなかった。
失血に脳天を痺れさせながら、わたしもうわごとを折り返してゆく。
わたしの血、そんなに美味しいんですか。それはなによりですね・・・
他人事のようにそういってしまうと、いっそ潔い気分になれた。
ほんとうは、家内の生き血がお目当てなんでしょう・・・?
あれほど避けていた話題を、自分のほうから切り出していた。

わたしの血なんかを美味しがってくれる、あなたがいい。
家内の相手は、あなたがいい。
わたしはそういうと、傍らに落ちていた携帯を手に取って、妻のナンバーを指先ではじいていた。
――よそ行きの服に着替えて、待っていなさい。そうそう、ストッキングを穿くのを忘れないように・・・
彼の趣味に合わせて脚に通していた薄々の長靴下は、しゃぶるようにいたぶられてチリチリに咬み破かれていた。


痛ーッ!
首すじに牙を埋め込まれた妻は、
半袖のワンピースの両肩をつかまれたまま、うめき声をあげた。
ワンピースの半袖は、彼の掌の下でくしゃくしゃになっていた。
傾きかけた身を支えようと突っ張っていた、むき出しの二の腕が力を喪って、くたりと折れた。
彼はしんそこ嬉しそうににんまりと笑って、肌色のストッキングを穿いた妻の足許ににじり寄った。
わたしのときよりも、しつように。
妻の穿いている肌色のストッキングはしゃぶるようにいたぶられ、よだれに濡れて、引きずりおろされてゆく。
吸血劇の第二幕は、凌辱――
お手本を見せるために生き血を抜かれた身体は重く、身じろぎひとつできないでいる。
妻を魔手から救い出すどころか、わたしの下半身は、恥ずかしい昂ぶりに染まっていた。
謝罪の一瞥をくれた妻は、わたしのほうから視線をそらし、敗れ堕ちたストッキングを穿いたままの足を、ゆっくりと開いていった・・・

妻の身体、そんなに気に入っていただけましたか。
美味しいようなら、それがなによりですね・・・
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コメント

初めまして!

吸血は興奮します!

老婆や醜い女が美しい女の血を無理矢理吸うのが見たいです!
by -
URL
2015-09-09 水 18:16:59
編集
はじめまして
お名前のご記入がないので、なんとお呼びしたらよろしいでしょうか・・・?
それはともあれ。
>老婆
時折ココのブログにも登場します。
ごくごくまれなので、探すのが大変ですけれど。
(^^ゞ
でもたしかに、老婆がきれいな女性に迫って生き血をむしり取るシーンは、描いていても昂るものがありますね。^^
by 柏木
URL
2015-09-09 水 21:20:33
編集
柏木様。

すみません!フライと申します!

実はここで老婆吸血を読ませていただき好きになりました!(笑)

醜い女が美しい女の血を求めるのは最高です!

今後も楽しみに拝見させていただきます!
by フライ
URL
2015-09-09 水 21:26:12
編集
> フライさん
お名前がわかってなによりです。
(*^^)v
入力しそびれたんですね☆
これからも、よろしくお願いします。

ちなみに、気に入っていただけた老婆の話ってどれですか?
もしわかったら、今後の参考にさせていただきます。
(^^)
by 柏木
URL
2015-09-10 木 20:06:47
編集
返信ありがとうございます!

セーラー服と吸血老婆です!

若い女の子が老婆の餌食になるのは大好きなんですけど、中々ないので残念です。

出来れば血だけで無く、若い体液をたくさん老婆に啜って欲しいです!
by フライ
URL
2015-09-10 木 20:26:59
編集
> フライさん
うわっ☆
タイトルで即答!ですか。
これですね。
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-2907.html

これは小説というよりも、柏木ワールドにおける登場人物の紹介なのですが、多少それらしく小説タッチにしたものです。
そうですね。
老婆、もう少し登場シーンがあってもいいのかもしれません。
気が向いたら、またやります。
(*^^)v
by 柏木
URL
2015-09-10 木 21:14:16
編集
追記。
とっくにお気づきかもしれないですが、老婆ものにはこんなのもあります。

「花嫁吸血~老婆の場合~」
http://aoi18.blog37.fc2.com/blog-entry-965.html
披露宴を明日に控えた純白のスーツの若い女性が、婚約者のまえで老婆に堕とされていきます。
(^^)

by 柏木
URL
2015-09-10 木 21:34:18
編集
柏木様。返信ありがとうございます!

老婆ネタは全て拝見させていただきましたが、全部好きでした!

セーラー服と吸血老婆は登場人物紹介であの興奮とは(笑)

でも老婆相手でも怪人相手でも美しい女性が吸血されるのは興奮しますね!

by フライ
URL
2015-09-10 木 22:48:04
編集
> フライさん
怪人もお好きなようですね。^^
スーツのすき間やセーラー服の襟もとに、
無慈悲な吸血管がブスリと刺し込まれ、
触手のように長く伸びた透明な吸血管に、
赤黒い液体がニューッと引き抜かれていって、
爬虫類みたいな怪人の体内に取り込まれてゆく。

なんていうのも、お好きかな?^^
by 柏木
URL
2015-09-11 金 02:54:49
編集
追記ふたたび。
つぎのお話とつぎのつぎのお話は、老婆のオリジナル・ストーリーです。
ファンサービスのためにことさら描いたわけではなくて、コメのやり取りをしているうちについその気になりました。
(^^ゞ
by 柏木
URL
2015-09-11 金 04:39:56
編集

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