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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

供血ノルマ 5

2015年10月18日(Sun) 07:42:42

蒼ざめた顔をした女房が、俺のほうへと迫ってくる。
俺は陶然となって、首すじをくつろげる。
女房は俺の首のつけ根のあたりに食いついて。
ぎゅうぎゅうと強引に、血を吸い取っていった。

もういちど、俺の血を吸い尽してくれ。頼むから。
ヤツにせがんでみたら、そんなことは夫婦で解決しろといわれた。
そう、いちどは吸い尽されたはずの血が、俺の体内に戻ってくると。
俺自身は、血を吸いたいという欲望を忘れかけていた。
けれども・・・娘のうえに身体を重ねてしまった恥知らずな経験は。
いちど足抜けしかかった泥沼に、もういちどまみれてみたいという欲求を、俺の中に消し難く植えつけていたのだった。
墓から舞い戻った女房は、恨めし気に俺を見、ものも言わずに食いついてきた。
脳天が痺れるような歓びに、俺は身をゆだねていった。

こんどは俺が冷たくなって横たわり、
真人間に戻った女房が、悲し気な顔を繕って、弔問客を迎え入れる。
寺の住職は、赤黒い咬み痕を僧衣に隠すようにして。
やはり咬まれてしまった住職夫人に手伝わせて、通夜の段取りを進めていく。
この晩は、ずいぶんと人が集まった。といっても、夫婦が四組。

クフフ。こんどはなん100%かね?
やつは物陰から本堂のようすを見てほくそ笑む。
弔問客は、残らず咬まれていった。
ヤツと、嗜血癖を身に着けてしまった娘と女房に。
子供に咬まれながら、ひーひー呻いている女房に。
だんなを咬んでしまったヤツが襲いかかって、引導を渡す。
べつの夫婦には、住職夫婦が。
ほかの二組の夫婦は、あたかも自分の番を待ち受けるかのように本堂の片隅に立ちすくんで、
逃げるのも忘れて惨劇に見入っている。
やがてそのふた組も、夫婦それぞれ引き分けられて、咬まれていった。
あなた、起きなさい。
女房はひつぎのふたをあけて、俺を出してくれた。
喪服のスカートを脱いだ女房は、太ももを半ばあらわにしたスリップをひらひらさせて、
男のほうへとのしかかった。
相手は学校の先生だった。
先生の奥さんは、俺に懇願するような視線を向けた。
けれども俺は、喉が渇いていた。
とびかかって押し倒すと。
自分の妻の名を呼ぶ先生が、ヒッとひと声叫んで気絶した。
黒のストッキングに包まれた奥さんのふくらはぎは、ひどく柔らかだった。

セックス経験のある女には、もうひとつの愉しみがある。
失血で動けなくなった奥さんは、まだ肩で息をしていた。
のしかかって、スカートのなかに手を突っ込んで、股を開く。
太ももまでのストッキングは、脱がせる手間が省けた。
紫のショーツを足首まで引きずり下ろしてしまうと、
さすがの奥さんも、観念したようだった。
くくくく。だんなさん、悪りぃな。頂くぜ。
よだれをしたたらせてのしかかっていったとき。
女房が俺の鼓膜に、毒液を注ぎ込んだ。

ゆっくり愉しんでちょうだい。
みんなあたしの、浮気相手の奥さんたちなの・・・
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