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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

吸血女装倶楽部。  ~早朝は公園に登校~

2015年10月21日(Wed) 07:32:50

お出かけするときは、軽くルージュだけを引く。
それでじゅうぶん、気分がひきたつし。
だいたい、品行方正な女子生徒というものは、そんなに厚化粧をするわけじゃない。
胸元のリボンをふんわりとさせて。
ミニスカートのすそを、ゆらゆら揺らして。
近くの公園まで、きょうも登校。
時計を見ると、午前五時。
季節柄・・・あたりはまだ、真っ暗。
どうしてこんな時間に、それも「公園に登校」するの?って?
だってわたしは、男の子だから。
公園には、わたしの血をほしがっている吸血鬼が待っているから――

いつものベンチに、お行儀よく腰をおろして。
プリーツスカートをわざとのように、拡げてみせる。
足許は、薄闇にも映える真っ白なハイソックス。
「制服は汚さない」
恩着せがましくそういいながら、ひとの首すじにかぶりつき、
血を撥ねかさないように入念に、ちゅるちゅる吸って。
ひとが薄ぼんやりとなってしまうと、お目当ての足許にやおらかがみ込んでくる。
そう――
やつのお目当ては、ひざ小僧の真下までぴっちりと引き伸ばされた白のハイソックス。

このハイソックスが真っ赤になるまで、吸っていいよ――
それは、わたしがやつの前で許されている、唯一の意思表示。
襲われて血を吸われているときだけ、わたしは本物の女学生になっている。

きょうもやつは、わたしの足許にかがみ込んで来て。
生臭い吐息を、しなやかなナイロン生地ごしに、お行儀悪く吹きかけてくる。
「どうしてそんなに、ハイソックスに執着するの」
ふふ・・・
やつはほくそ笑んで、わたしを見あげる。
「凛々しさと、若さ・・・かな」
そう呟いてふたたび、やつは自分の作業に没頭する。
わたしのハイソックスに。よだれをたっぷりとしみこませるという、いけない作業に。
やつの唾液に、じわじわと侵されながら。
わたしは独り、呟いている。

凛々しさ ね。

それなら、男子のわたしが履いたって、いいわけだ。
わたしを取り囲むブラウスが。ベストが。スカートが。
ふんわりと暖かに、わたしの身体を包み込む。

許された女装に、心がほっと和むとき。
わたしは脚を自分から差し伸べて、やつに言う。

このハイソックスが真っ赤になるまで、可愛がってね――

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