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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

甥っ子の生き血。

2015年11月19日(Thu) 08:09:28

やだっ!やだっ!だめだってばっ!
省吾少年は必死になって抗い、首すじを求めてくる吸血鬼相手に、抗っていた。
相手は叔父の誠二。四十を過ぎてまだ独身だった。
人が良くて物知りな叔父に省吾はなついていたが、母の峰子は弟の性癖をよく心得ていたから、
「誠二叔父さんは吸血鬼だから、気をつけなきゃダメよ」と、よく息子をたしなめていた。
その母親の警告がいまさらながらのように、省吾の耳によみがえる。
でもどうやら、手遅れのようだった。
「血を吸わないでっ!血を吸われるなんて嫌だよ・・・っ」
そんな省吾の哀願に、誠二はふと手を停めて、いった。
「わしは生きつづけては、いけないかね?」

交し合わされる目と目に、省吾は悟った。
そうだ、叔父さんは血を吸って生きているんだ。
思わず力の抜けた腕をすり抜けて、叔父が首すじに唇を吸いつけるのを、
省吾は黙って耐えた。

ちゅう―――っ・・・
ひさびさにありついた活きの良い血にむせ返りながら、誠二は甥の身体を抑えつづけた。
観念し切って目を瞑った省吾には、傷口を這う叔父の唇が、ひどくくすぐったく感じられた。
悪いね、少し愉しませてもらうよ。
そういう叔父が、ハイソックスを履いたふくらはぎを求めていると自覚しながら、省吾はうなずくともなくうなずいていた。
真っ白なハイソックスに赤黒い血を滲ませながら、足許をくすぐる吸血の感覚に、省吾は笑みをこらえかね、白い歯を見せている。
セクシャルにからみついてくる叔父を愉しませようと、軽く抗ったり悲鳴をあげたりして愛咬をくり返し受け容れながら、
まるで永年の愛人のように従順に献血に応じはじめている自分自身を、省吾少年は誇らしく感じ始めていた。

半ズボンの下の礼装をしっかりと凌辱されつくしてしまうと、省吾はいった。
「次はいつ?」

翌日。
省吾は再び叔父の家を訪れていた。
きょうの半ズボンはグレーで、ハイソックスも同じ色。
「母さんが、ハイソックス買い置きしておいてくれるってさ」
わざとぶっきら棒にそういうと、いきなりじゅうたんの上に腹ばいになっていた。
太ももやふくらはぎにあてられる熱い呼気が、化け猫の息遣いみたいに生々しくて、省吾少年は肩をすくめた――

きみの筋肉がもっとたくましくなったら、こんどはいまのきみみたいに肌の柔らかい女の子を連れてきておくれ。
そんな叔父の言葉にうなずきながら、重ね合わされてくる唇を、省吾少年は避けようとはしなかった。
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