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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

呼び出された妻のつぶやき。 ~吸血接待業。 3~

2015年12月07日(Mon) 08:14:29

そんな怖いこと止めて・・・って、あたしは言ったんですよ。
いくら多重債務があるからって、吸血鬼の相手をするなんて。
でも支払いが明日に迫った数百万円をどうすることもできないで、主人は出かけていきました。
あくる朝支払いを済ませて主人が家に帰ってくると、久しぶりに抱き合いました。
生きてくれていてよかった って。
身体に無理がないよう、依頼が来るのは多くて週に一度。
それでどうにかやっていけるからって。
主人はあたしまでこの商売に身を浸さないで済むようにと、考えてくれているようでした。
あたしで良かったら、いつでも代わりをするからと。
そうあたしが声をかけたとき。
主人は怖ろしいことを、言いました。
セックス経験のある女性の血を吸うときはね、セックスまで強要されちゃうんだよ。
あたしは、主人しか識りませんでした。

そんな主人から電話がかかってきたのは、アルバイト先から。
「アルバイト」というのは、自分の血を吸わせるという、本業よりも収入の多いあの副業のことを口にするときの、夫婦だけにわかる隠語でした。
そろそろ寝ようという刻限でした。
出てこれないか?着替えの服と、ストッキングの穿き替えをもって。
主人の言わんとしていることは、すぐに察しがつきました。
「気が合えば、奥様を紹介頂ける方ならなお可」という、主人を指名した人の条件を思い出しました。
わるい人ではないのだろう。
主人の声色からそう判断したあたしは、よそ行きのスーツに着替え、地味な肌色のストッキングを脚に通して、家を出ました。

主人の前でしたからね。
独りで待ち合わせるよりも、心強かったです。
初めて首すじを咬まれる時も、主人があたしのことを後ろから抱きとめて、介添えしてくれました。
主人の前でしたからね。
二人きりでお逢いするよりも、昂ってしまいました。
すっかり血を抜かれた主人は、犯されてゆくあたしのことを、どうすることもできないでいるようでした。

あなた、視ないで・・・視ないで・・・っ!って、言いながら。
いちど感じてしまうともう、止め処がなかったんです。
あなた、視て・・・視て・・・御覧になって・・・
あなたの奥さん、牝になっちゃうわっ。

それ以来のことでした。
夫婦そろってアルバイトに行く機会がグッと増えたのは。
お相手があの方に、ほとんど限定されていったのは。
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