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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

姦の村

2015年12月14日(Mon) 03:05:50

あの村から離れた安ど感と寂寥感とは、体験したものでなければわからない。
あの村に戻る緊張感と開放感とは、やはり体験したものでなければわからない。

赴任すれば夫婦もろとも、乱交の渦に巻き込まれるといわれるその村に。
綿密な性格検査や素行調査の上選ばれた者だけが、赴任を許される。
もちろん、そんな切羽詰まった場所に吹き溜まるのは、
いろいろな事情を抱えた、訳ありのものばかり。
お互い顔を突き合わせても、話題にする場合そうしない場合・・・
それらをことごとくわきまえ合いながら暮らしていけるのは、
抱えた労苦がただならないものだったからに違いなかった。

女とみれば見境なく抱きたがる男衆であふれたこの村に。
わたしが妻を伴って赴任したのは、5年前。
妻にとっては、30代の最後の夏だった。

「なにも感じないから」そう誓ったはずの妻は。
ぐるぐる巻きに縛られて、畳の上に転がされたわたしの目のまえで――
はぁはぁ、ぜーぜーと、よがり狂いながら、犯されていった。
あなたがМだっていうのは、ほんとうなのね。
振り乱したままの髪を、帰り道の夜風に流しながら、妻はフフッと笑っていた。
蔑むような笑いではなかったことに、わずかな救いを認めながら。
わたしは来た道を戻ろうと、妻を誘っていた。
底知れない欲情のとぐろを巻いた男たちの影が澱む、その座敷へと。

もう一度、妻を目のまえで犯してほしい。
紙一重の差で仇敵になっていたかもしれない男たちのまえ、
わたしはそんなまがまがしい希望を、頼み込んでいて。
妻は着づくろいもままならないほどに乱された着衣を、どうにか体裁を整えていて。
これだけはと穿き替えた肌色のストッキングが、男たちの毒々しい欲情を、いっそうそそったのだけは、伝わってきた。

はぁはぁ・・・
せぃせぃ・・・
妻は息遣いも切なげに、のしかかってくる男たちをひとりひとり、応接して。
わたしはそんな妻の痴態を前に、独り昂ぶりに身を任せていた。

夫婦の運命を変えた、記念すべき夜。
田舎の空は、満天の星に彩られていた――
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いやらしいです。迷惑です・・・

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