FC2ブログ

妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

奴隷化の媚薬

2016年01月30日(Sat) 11:57:55

小父さんも優しくなったねえ。齢とってずいぶん丸くなったんじゃないの?
青年は冷ややかそうにそう言い捨てると、気の毒そうにぼくたちを見た。
言い捨てられた親父は、還暦はとうに過ぎていたけれど。
農家の古強者らしく、陽灼けした逞しい筋肉に、節くれだった掌の持ち主。
さっきまでその掌が、ぼくの彼女の乳房をつかみ、股間を撫ぜていた。
それもわざわざ、縛り上げたぼくの目のまえで――

迷い込んだこの村で、さいしょは親切に食事までもてなしくてれた小父さんは。
食事のなかに忍び込ませたしびれ薬が効いて来ると、態度をにわかにひょう変させた。
この村にはね、俺みたいな吸血鬼が、なん人も棲んでるんだ。
お前ぇも、お前ぇの彼女も、わしの餌食じゃ。悪く思うな。
そう言い捨てると、いきなりぼくの首すじにかじりついて、血を吸いあげた。
彼女は恐怖の悲鳴をあげて飛びのいたけれど、もう遅かった。
しびれ薬の効いた身体はいうことをきかず、真っ白なスカートのお尻をつかまえられ、畳のうえに抑えつけられると。
白くて細い首すじに、分厚い唇を荒々しく這わされていった。
親父の唇には、いやらしく光るよだれが、
彼女はうら若い血をむざむざと吸い取られて――たくし上げられた真っ白なスカートは、禁断の木の実を味わわれてしまうまで、直されることはなかった。

ふたりながら血を吸われ、そのうえ彼女を犯されて。
この青年はそんないちぶしじゅうをよく知っているはずなのに、どうして「丸くなった」なんて、言えるのだろう?
ぼくの疑問はすぐに、彼に伝わったようだ。

彼女を犯されちゃって、気の毒だったね。
でもボクのときは、もっとひどかったんだ。
ボク、この親父の甥っこなんだけどね。
結婚の決まった彼女を連れて、一泊しに来たわけ。母さんにそうしろって言われてさ。
それで、きみと同じように血を吸われて・・・彼女はまだ、処女だったんだ。
きみの彼女と同じようにね。
でも、それだけじゃすまなかった。
僕たちの食べた食事に入れられたしびれ薬には、もっといやらしい効き目もあったんだ。
そう、この親父にずうっと、彼女もろとも奴隷になりたいって思いこんじゃって。
望みどおり、奴隷にされちゃったんだ。
ボクは彼女とめでたく結婚したけれど――そのころにはもう、親父の仕込んだ種が、おなかのなかで大っきくなってた。
子供はもう三人いるけれど、二人目の娘以外は、親父の子なんだぜ?
きみはまだ、嫌な顔をしているね?
親父に飲まされた薬のなかに、奴隷になりたくなる成分は、含まれていなかったようだね。
こんな村にいちゃいけない。
はやく立ち去るべきだし、もう二度と来てはいけないよ。
青年は親父に有無を言わさず、彼女に服を着せ、ぼくたちを納屋から連れ出してくれた。
遠い日の自分の彼女と自分自身をいたわるように。

別れぎわ。青年はいった。
でもボクは、後悔していない。夫婦ながら親父さんに仕えることで、満足してる。
しんそこ毒にやられちゃったんだね。
しんそこ毒にやられちゃうほうが、むしろ幸せなのかもしれないね・・・
最後のひと言は自嘲交じりだったけれど。
愉し気に、足取りも軽く、戻っていった。
こげ茶の半ズボンの下、真っ白なハイソックスが眩しく輝いていた。

ねえ。
彼女は足を止めて、ひたむきな瞳をしてぼくを見あげる。
言いたいことは、すぐに通じた。
もういちど、あの親父の奴隷になりたい。あなたの前で――
そんな恥知らずなこと――女の子のほうから、言わせちゃいけない。
さすがのぼくも、そう感じた。
言葉はびっくるするほどすらすらと出てきた。
ぼくたちも、あの親父さんの奴隷にしてもらおう。
こんどはぼくから、きみを親父さんにプレゼントしたいんだ。
いいわね、それ。あたし、プレゼントされちゃうんだ♪ ――彼女の言葉つきもまた、軽やかだった。

わざわざ逃がしてあげたのに。きみたちも物好きだね。
青年は軽く嘲るように笑って見せたけど。内心は歓迎しているのがよくわかった。
きみと同じハイソックス、履いてみたいんだ――そう願ったぼくの希望を、彼は好意的にかなえてくれた。
この村では、若いひとの血は少ないんでしょう?あたしたち、少しでも協力できないかなって、彼と話し合ったの。
もっともらしい彼女の言いぐさに、うんうんと頷きながら。
親父は彼女を横抱きにして、ブラウスのえり首から逞しい腕を突っ込んで、なかをまさぐっている。
早く抱かれたい。辱められたい・・・って、はだけたブラウスのすき間から覗く谷間が、訴えかけているようだった。

きゃあ~っ、セイジさん、助けてえっ。
狭い納屋のなか。
わざとじたばたと逃げ回り、逞しい猿臂で羽交い絞めにされて。
ブラウスを荒々しく引き裂かれて、おっぱいをわしづかみされて。
彼女はなおも、ああーッ!やめてーッ!って、叫んでいる。
さっきからぼくは、失禁のしっ放し。
佳奈美ちゃんっ!佳奈美ちゃんっ!だめだッ!ぼくの佳奈美ちゃんに、何するんだッ!?
ぼくもわざとらしく、親父さんのやり口を批難しながら・・・彼女がふたたび、スカートの奥まで支配されてしまうのを、いちぶしじゅう見守っていた。

親父さんも丸くなったけど。
いまどきの子たちも、優しくなったんだね。
いつの間にかあのお兄さんが、隣に来ていた。
白のハイソックスを履いた脚をお互いに並べ合ったまま。
ふたりでいつまでも、初々しい花びらが散らされていく光景に見入りつづけていた。
前の記事
変♪態♪吸血鬼さんっ♪
次の記事
墓場から舞い戻る。

コメント

コメントの投稿

(N)
(B)
(M)
(U)
(T)
(P)
(C)
管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
http://aoi18.blog37.fc2.com/tb.php/3259-5f5ee06f