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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女学院だより~捧げるのは、父と母から受け継いだ大切な血~

2016年02月05日(Fri) 07:53:57

「父と母から受け継いだ大切な血を、下品な音を立てて吸い取られることにはまだ抵抗があります。でも、彼らにも生きる権利はあると思う」そう語るのは、S女学院高等部二年の笠島紀子さん(仮名)。笠島さんの通うS女学院は、街に出没する吸血鬼との共存を望み、来校する吸血鬼のために生徒の血液を提供する方針を表明したことで知られる。「最初は泣いてしまう子もいました。でもいまでは全員、彼らに対する応接に慣れています」笠島さんはにっこり笑う。えくぼの浮かぶ頬がまだ初々しい、チャーミングな女学生だ。「新入生の子たちは担任の女性教師や上級生が介添えをして、彼らへの応接が決して怖くないことを教えます。初めて咬まれるときにはやっぱり怖かった話などをすると、気分の落ち着く子が多いんですよ」中等部に入学した生徒はほぼ全員が、夏休みまでに初体験を済ませるという。
中等部の1年生を対象にした学校側のアンケート調査によると、初めて咬まれたときには「怖かった」と回答した生徒が40%強いたのに対し、アンケート調査時の9月の時点では、「恐怖を感じない」生徒が60%、「快感を覚える」生徒が30%強と、ほぼ全員の生徒が吸血されることに対して嫌悪の情を抱いていない。快感を覚える生徒の比率は学年を追うにしたがって高まり、笠島さんのクラスのほぼ全員が「快感を覚える」と回答している。吸血鬼への応接を拒否しないことが入学の条件となっていることもあって、保護者の理解もすすんでいるという。
吸血鬼との交流を深める生徒の多くは、複数の吸血鬼に対して応接を経験している。来校者向けの献血が「接遇」という同校独自の教科のなかで行われ、突然来校した吸血鬼への奉仕もクラス順・出席番号順に実施されるためだ。
「かわいい子だけに集中したら、かわいそうですよね?襲われる子も、襲われない子も。だから機会は平等なんです。そのうちに、自分のことをかわいくないって思っている子も、しぜんとかわいくなってくるんです」こんな言葉も、女子生徒ならではの実感が伝わってくる。「実はあたしも、容姿には自信が持てなかったんです」笠島さんははにかんだように笑った。
「礼儀正しいしっかりした子で、来校者のかたがたの評判も良い生徒」と評価するのは、担任の田島紀子教諭。同じ「紀子」という名前だったので、入学後すぐになじんだ笠島さんを、初体験から指導してきた。「潔いがきっぱりしている」というのが来校者たちの共通した印象だという。「だれよりも素直に首すじを差し出すし、初めて黒のストッキングをびりびり破かれながら脚を咬まれたときも、泣かないんです。でも、いやらしいことをしかけられると、きっぱりと断るんです。潔癖な子なんですね。それなのに、“共存するにはお互いに理解と努力が必要”だといって、ストッキングを破りたがる吸血鬼には、だまって脚をさし伸ばしてあげるんです」。「制服のうえから胸を触られるのはしょっちゅう」と、笠島さんも肩をすくめる。「でも、中等部の2年くらいのころからは、あるていどのことは仕方がないと、割り切れるようになりました」母親のアドバイスもあり、急な応接に備えて真新しいストッキングの履き替えを手放したことがない。
「将来は看護婦になって、吸血鬼向けの病院に勤務したい」という笠島さん。いまは「学生時代により多くの吸血鬼に応接し、両親から受け継いだ血を愉しませ、奉仕する」ことを目標にしている。
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