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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

女学院だより~彼氏がいても、吸血鬼の応接に励む日常~

2016年02月05日(Fri) 07:55:46

「つきあっている彼氏がいるんです。だから、吸血鬼さんに応接するときに首すじを咬ませちゃうとき、いつも彼のことを考えちゃいます」と恥じらうのは、S女学院高等部1年の野中郁代さん(仮名)。同じクラスの彼氏には、野中さんがいつ応接しているのかまで、筒抜けになっているという。同校は、女子校でありながら少数の男子生徒の入学を受け容れる、ユニークな存在だ。校内での男女交際には寛容な校風だが、お互いに卒業までは身を清く保ちあうというモラルの高さも評判だ。男子は概して「おとなしい印象で、優しい性格の子が多い」といわれている。野中さんの彼氏である高島晴希君(仮名)もそうした一人だ。「来校者の人に彼女が指名されたとわかると、やっぱりふつうの気分ではいられません。彼女が呼び出された空き教室の窓を校庭から見あげながらつい、“今ごろなにをされているんだろう?”って、つい考えちゃいますよね」いっしょに取材に応じてくれた彼は、率直な“想い”を語ってくれた。「でもね、彼女が頻繁に指名を受けると、誇らしい気になるのもうそではありません。魅力がなかったら、あまり指名されないですからね」
吸血鬼との共存を方針とする同校では、おもに女子生徒が当番で献血に応じている。同校独自の、「接遇」という教科では、クラスの女子全員が血を吸われるという。また、不意の来校者に対しては、クラス順・出席番号順に生徒たちが応接に当たっている。もっとも、野中さんの場合は少し例外に属している。
「さいしょはほかの子たちと同じように、授業や当番で応接していたんです。でも、来校者の中にどうしても私・・・という方が出てきて・・・彼と相談して、受け入れることにしました」そういう相手が現在、3人いるという。「どの方も、父より年上なんですよ」野中さんは肩をすくめて笑った。
「いやらしいことも、されちゃいます。胸を触られたりするのはいつものことですし、パンツの中に手を入れられることも、よくあるんです。そういうときには、テストのこととか必死に考えています。うっかりほだされちゃうと、どこまでもつけ入られちゃう子もいますからね」彼氏が席を外したとき、野中さんはこっそりと教えてくれた。
卒業までは、「身を清く保つ」よう指導されているが、「処女のまま卒業できる子は少ない」と、野中さんは断言する。多くの場合、応接経験の深い吸血鬼に犯されてしまうという。
純潔を捧げるのを彼氏にするか、馴染みの吸血鬼3人のうちのだれかにするのか――を、野中さんはまだ、決めていない。「彼が言うんです。“僕の見ているまえでしてくれるのなら、いっしょに初体験をしたことになるのかも”って。それも一理あるかな、と」真面目な性格でも知られる彼女はそれでも、「だれが相手でも、たぶん泣いちゃうと思うし、もしかすると感じちゃうかもしれない」――少女たちにとって思春期は、恋の季節でもある。
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