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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

旨い。

2016年03月30日(Wed) 08:05:23

旨い。

失血で倒れ伏したわたしの首すじにもういちどかがみ込んできて、男はわたしの血を吸った。
男のあんたの血ですら、旨い。
きちんとした生活態度の賜物だ。
男の称賛は、本心からのものらしい。

気絶寸前まで吸われて再び床に転がったわたしを放り出すと、
男はまたも妻のほうへとにじり寄る。
どうすることもできないまま、妻は再び血を吸われていった。
薄いピンクのブラウスを、バラ色の血潮でしっとりと湿らせながら。

奥さんの血も、上質だ。
男は称賛をやめない。
それからすぐに、傍らに倒れ伏している娘の制服姿に這い寄って、
紺のハイソックスのふくらはぎに唇を吸いつけると、ちゅーっ、と、吸った。
どうすることもできないまま、娘も再び血を吸われていった。
むき出しの太ももに、紅いしずくを景気よく撥ねかせながら。

娘さんの血も、素晴らしい。
処女だね?真面目ないい子だ。
それに、とっても優しい。
わしを相手に惜しげもなく、若い血をめぐんでくださるんだから。
娘はプイッとそっぽを向いたが、頬に滲みはじめた愉悦は、隠しきれていなかった。


すまないが、奥さんをいただくよ。
男は背中でそういって。
妻のブラウスをはぎ取ると、むき出しになったおっぱいのはざ間に、顔を埋めた。

旨い。旨い。とっても、旨い。

・・・・・・
・・・・・・

そんなに美味しいっていわれちゃあ、ねえ。
妻はまんざらでもなさそうだ。
これだけ美味しいっていわれちゃあ、な。
わたしもまんざらではない気分だった。

美味しい、とてもありがたい、そう感謝しながら血を吸われちゃうと。
も少し飲ませようという気に、ついなってしまうのは。
やつが血液と引き換えに血管に注入した毒液のせいだとわかっていながら。

もう少しくらいなら、いいわよねえ。
そうだねえ。
わたしたち夫婦は満足そうに目をつむり、
娘も表面上は嫌そうな顔をとりつくろいながら、もう片方のハイソックスを、惜しげもなく咬み破らせてゆく。

旨いと言われたら、やっぱりうれしいもの・・・ですよね??
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