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妖艶なる吸血

淫らな吸血鬼と倒錯した男女の織りなす、妖しいお伽噺・・・

街に棲む吸血鬼のための教本

2016年06月21日(Tue) 05:52:56

吸血鬼と人間とが共存するこの街に、新たに棲みつくようになった者のために編まれた教本の一部が、このほど入手された。
内容は断片化されているが、その一部をここに掲載する。


血が欲しくなったのに提供相手が手近にいないときには、それが午後9時以降であれば街に出て、道行く婦人を襲っても良い。
その時間帯に外出する婦人たちは、途中で吸血鬼に遭遇する可能性を正しく認識している。

彼女たちは、自らの体面を守るため一応の抵抗を試みるはずだが、優しくねじ伏せて飲血に耽るがいい。
個人差はあるが、三口半で相手の婦人は理性を喪失するという。
抵抗が止んだら、それは自分の体内をめぐる血液を気のすむまで摂取されても差し支えないという意思表示と見なしてよい。

ただし、どれほどひどい渇きを覚えていても、一人の婦人から摂取する血液は致死量を超えてはならない。
この街の住人たちは、我々の存在に対して寛容であり、共存しようとしている。その好意を無にしてはならないし、
好意的な血液供給者を失うことは我々にとっても不利益となる。

血液を提供した婦人に対して性欲を覚えた場合、彼女がセックス経験者であれば、その場で犯してもよい。
この街の夫たちは、自分の妻が吸血鬼を浮気相手に選び自分を裏切ることを承知している。
人間と吸血鬼両者が友好裡に共存するために、こうした関係を結ぶのはむしろ適切な行動とみなされよう。
妻を凌辱されたくない夫なら、みすみす彼女に夜道を歩かせたりはしないだろうから。

吸血行為に応じた婦人たちが着用しているストッキングやソックスは、欲望のおもむくままに自由に噛み剥いでしまって差し支えない。相手が厭がっても、手をゆるめることなく、容赦のないあしらいをするべきである。
貴殿の支配に屈したあとは、むしろ貴殿の熱烈なる求愛の行為に、むしろ感謝するはずである。

彼女たちが着用していたストッキングを脱がせて持ち帰る行為は、貴殿がその婦人と継続的に交際することを欲していると受け取られる。
また、彼女を襲った場所に放置せずに自宅まで送り届けた場合、妻を迎え入れた夫に感謝を表明されることがある。
夫のなかには、妻を襲った吸血鬼との末長い交際を望むものもいる。
特定の吸血鬼と交際する婦人は、ほかの吸血鬼からの凌辱を免れるという、我々のルールを知っているからである。
夫たちの希望をかなえた場合、彼は貴殿が自分の妻を相手に欲望を成就させることに理解と協力を惜しまないであろう。
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